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日誌@京大出張編@1日目

出発時に〇〇というトラブルがあったものの,無事京都に到着.駅周辺で昼食を済ませたのちに,チェックイン予定のホテルで合流した.ホテルのロビーで小休憩を挟んだのちに,学会下見を兼ねて講演発表を見に行くこととした.会場には若い方の姿はあまり見られず,大御所と思われる先生方の姿が多く見られた.講演内容を理解することはできなかったが、学会のおおまかな雰囲気はつかむことができたように思えた.
講演終了後はホテルに戻り,各自夕飯をとったのち,発表の最終リハーサルを行うこととした.本番前夜にもかかわらず,改善点は少なくなかったが,どういった質問が来る可能性があるかに主眼を置き,対策を練ることとした.
解散後は部屋に戻り,スライドの修正・確認を行った.不安や緊張で寝つけないかもと思っていたが,朝早かったのもあってか,布団に入ってから考える間もなく寝てしまっていた.(文責:ノーラン)

研究室名変更

研究室名を、理論流体力学研究室から数理流体熱物理研究室に暫定的に変更しました。深い意味はなく、若干具体的にしただけのことです。今後も、研究内容・興味・関心・研究室の目標などに応じて、研究室名は、目まぐるしく移り変わります。

金川研究室の研究内容は、見聞きしてすぐにわかるものではありません。したがいまして、研究内容への関心よりも、金川の下で卒業研究を行いたいという意思のある3年生を歓迎します。

日誌@京大出張編@2日目

京都出張の2日目は,発表1時間ほど前に会場入りし,他の講演者の発表を聴きながら自身の発表に備えた.
初めての学会発表であることに加え,人前で話すことが苦手でかなり緊張したが,講演自体は練習通りに話せたのではないかと思う.一方,質疑応答では,まともに答えられた質問は一つしかなく,知識不足で答えられなかったり,金川先生に助け舟を出していただいたりと,かなり恥をかいてしまった.自分の研究内容に対する基礎知識の無さ,理解不足を痛感した.しかし,それまであまり盛んではなかった質疑応答において,6人ほどの先生方を巻き込んで議論を活発にできた点は,発表内容に興味を引くような話し方ができたのではないかと,ポジティブにとらえている.
昼休みには筑波大の先生方も交えて食事を取り,午後の講演を聴き帰路についた.諸事情により京都駅で解散となったが,解散前に発表の成功祝い(?)として,金川先生に甘味をご馳走していただいた.(文責:ヨシタカ)

10/12

金川研究室では、海外一流論文雑誌・国内外の学会において、積極的に研究成果を公表します。


もちろん、誰でも平等に発表できるということはありえません。日々の弛まぬ努力を経て、壁を打ち破り、研究成果を挙げた者に限定されます

これは、いうまでもなく、修士論文などの合否判定においても同様です。しかしながら、チャンスは、全学生に平等に与えられます。金川からの研究・勉強指導も惜しみません(努力を放棄した学生を除く)。


非線形波動の研究集会@京大数理研において、金川研究室から、以下の講演を行いました。

〇慶本天謹, 金川哲也, “気泡を含む圧縮性液体中を高速で伝播する非線形波動 (1) 強分散性の長波,” 京都大学数理解析研究所RIMS共同研究(公開型)「非線形波動現象の数理とその応用」, 京都大学吉田キャンパス(京都府京都市) (2017.10).

〇圷 亮輔, 金川哲也, “気泡を含む圧縮性液体中を高速で伝播する非線形波動 (2) 弱分散性の短波,” 京都大学数理解析研究所RIMS共同研究(公開型)「非線形波動現象の数理とその応用」, 京都大学吉田キャンパス(京都府京都市) (2017.10).

熱力学I再試験

熱力学Iの単位不認定者のうち、惜しい者のみを対象に、再試験を実施しました。なお、再試験は、あえて難問を出題しており、積極的に合格させる意図もありませんが、予想に反して、一定数の合格者が出たことには、受験者諸君のご努力に感心しました。

171002_熱力学1再試験問題

ICNAAM2017

金川が以下の2件を国際会議で口頭発表しました:

  • Kanagawa T., “Nonlinear Schr\”odinger Equation for a Fast Pressure Propagation in Bubbly Liquids,” 15th International Conference of Numerical Analysis and Applied Mathematics, Tessaloniki, Greece (2017.9)
  • Taira, H. and Kanagawa T., “Cavitation Bubble Dynamics Based on Keller Equation in Human Joint,” 15th International Conference of Numerical Analysis and Applied Mathematics, Tessaloniki, Greece (2017.9)

2017年度熱力学II

平成29年度 工学システム学類開設 熱力学II [必修(環境・エネ)、秋AB、金曜2限(10/6開講)、3A202教室、1単位]

前半(金川担当:50%)

10月 6日(金):アンケート: 2点
10月13日(金):小テスト1: 8点
10月20日(金):小テスト2:10点
10月27日(金):小テスト3:10点
11月 1日(水):小テスト4:10点
11月10日(金):中間試験:60点

後半(11月17日以降、金子暁子先生ご担当:50%)

=> 前半と後半の総和のうち、60%以上の場合に限り、単位取得が可能

(注)11月1日(水):金曜講義日(注意!!)
(注)11月3日(金):学園祭による休講日
(注)小テストは、講義の冒頭(10:10問題配布)に持込不可で実施します。
(注)「講義時間中にどれだけ理解できたか」ではなく、「いかにきちんと復習したか」だけで評価します。理解度を最も客観的に評価可能な試験(小テスト・中間試験)の得点だけで評価します。

<参考> 2014~16年度に金川が出題した小テストと試験問題:

1710_熱力学II_過去の試験問題_金川出題分

9/13ゼミ日誌

09:00-10:00ゼミ:
本日のゼミでは,学生が導くことに成功した波動方程式について注意深く考察し,下のモードとの違いを確認した.
大きな矛盾はないと思われるため,導かれた波動方程式に関する線形分散関係の導出,および,それに基づいて位相速度と群速度の考察を行うことが課された.
また,学生は無次元化の定義を少々変更すれば,より適切な物理パラメータを元に波動方程式が導けるのではという展望を得ており,その点に関しても,丁寧に確認することが課された.なお,一方の学生は私用のため欠席した.(文責:ヨシタカ)

9月8日ゼミ日誌

ゼミ:09:00-10:30頃
—–
本日のゼミでは新たな無次元化を用いた際に,結果に矛盾を生じさせないために,どのようなオーダであれば上手くいきそうであるか,両学生が計算して得られたものを基に議論を行った.しかし,得られた条件は簡単に受け入れられるものではなく,計算過程にミスがないか改めて確認することとなった.(文責:ノーラン)

8/31ゼミ日誌

本日のゼミでは,前回のゼミで仮定した無次元化を用いた際,計算過程で出てくる矛盾や障害について両学生が報告し,改善案を模索した.
両学生とも分散・散逸を正しいオーダで出現させること,そして,基礎方程式系を単一の線形方程式に帰着させることが難航しており,今までとは異なった無次元化を定義することにより,状況を打破できるのではないかという結論に行き着いた.
両学生とも新たな無次元化の仮定を元に,再度計算し直し,矛盾が生じないか,綿密に確認することが課せられた(文責:ヨシタカ).

京大数理研・非線形波動研究集会

非線形波動の研究集会@京大数理研において、金川研究室から、以下の講演を行う予定です。

〇慶本天謹, 金川哲也, “気泡を含む圧縮性液体中を高速で伝播する非線形波動 (1) 強分散性の長波,” 京都大学数理解析研究所RIMS共同研究(公開型)「非線形波動現象の数理とその応用」, 京都大学吉田キャンパス(京都府京都市) (2017.10). 発表予定

〇圷 亮輔, 金川哲也, “気泡を含む圧縮性液体中を高速で伝播する非線形波動 (2) 弱分散性の短波,” 京都大学数理解析研究所RIMS共同研究(公開型)「非線形波動現象の数理とその応用」, 京都大学吉田キャンパス(京都府京都市) (2017.10). 発表予定

Internoise 2017

46th International Congress and Exposition on Noise Control Engineering (Internoise2017@香港) にて, 金川が, ポスター発表を行いました.


Kanagawa, T., “Weakly Nonlinear Formulation on Acoustic Waves in Liquids Containing Many
Spherical Gas Bubbles,” Proceedings of the 46th International Congress and Exposition on Noise Control Engineering (2017.8), Total 7 pages, 110.

8/25ゼミ日誌

本日のゼミでは、改めて先行研究の大まかな流れを振り返り、その後、各自の研究成果の進捗を報告した。
基礎方程式系を線形化し、単一方程式にまとめる過程で、ある致命的な結果に帰着した。したがって、いかにして、それを回避するかに方針を転換した。具体的には、摂動展開とくに圧力の無次元化の定義について綿密に議論を行い、改めて計算をし直した結果、一定の打開策には行き着いたが、予断を許さず、続きは、次回までの課題として課せられた(文責:ノーラン)。

8/18ゼミ日誌

本日のゼミでは、各々の研究の進捗状況を報告した。
両学生ともに、いくつかの物理パラメータから構成される無次元数の大きさに任意性を持たせつつ、Laplaceの式とKellerの式を書き改めるに至った。
散逸性と分散性が、適切な場で発現するためには、パラメータの大きさをいかにして定めるべきかを議論した。両学生ともに、完全な見通しの立ったパラメータを決定するには至らなかったが、現時点で妥当と考えられるパラメータの大きさを、金川先生より提示していただきこれを用いて、次週までに、Kellerの式の第1次近似式の導出を行うことが課された(文責:ヨシタカ)。

AIP Conf. Proc.

AIP Conference Proceedings(米国物理学会国際会議論文集)に、以下の2編が採択されました。

  • Kanagawa T., “Nonlinear Schr\”odinger Equation for a Fast Pressure Propagation in Bubbly Liquids,” AIP Conference Proceedings (2017), accepted and to appear
  • Taira, H. and Kanagawa T., “Cavitation Bubble Dynamics Based on Keller Equation in Human Joint,” AIP Conference Proceedings (2017), accepted and to appear

金川研究室の1年と学会参加予定

金川研究室の2017年(度)の大まかな予定を載せます。9月以降は未確定です。予定がガラガラであることからわかるように、自主性と向学心が極めて重要です。

  • 1月:  新B4研究室配属決定(仮決定:4年生に進級できなかったならば、研究室配属自体が取り消されますので)
  • 2月:  卒業論文提出、卒業論文発表会
  • 3月:  福岡出張
  • 4月: 「卒業研究A」の履修。ゼミを週一で開始(研究報告、輪講、プレゼン練習)。大学院講義開始
  • 5月:  なし
  • 6月:  B4研究テーマ決定、7月期大学院入試出願、春AB期末試験
  • 7月:  7月期大学院入試、卒業研究A計画書提出
  • 8月:  春ABC期末試験
  • 9月:  夏休み
  • 10月: 「卒業研究B」の履修。京都大学数理解析研究所出張予定 ← おそらく4年生の初参加学会
  • 11月: なし
  • 12月: 秋AB期末試験、忘年会

【学会】

海外開催の「一流」国際学会での口頭発表を重視しますが、場合によっては国内学会にも参加します(日本流体力学会年会、機械学会流体工学部門講演会、日本物理学会、京都大学数理解析研究所研究集会など)。

国際会議は、毎年開催されるものではなく、数年に一度開催される伝統的・著名・格式高いものへの参加を推奨します。出張旅費・学会参加費は全額研究費で負担します。

国際学会での質疑を基にして、査読付き一流英文論文雑誌へと投稿します。日本人しか読めない和文誌には、原則として投稿しませんが、希望すれば投稿を認める場合はあります(日本機械学会論文集もしくは日本流体力学会誌)。

学会参加は原則として強制です(#)。研究成果は公表することが義務だからです。学生の研究成果が一定レベルに達すると判断された時点で、金川から学生へ学会発表を打診し、学生が参加申込を行います。多くの場合は、半年以上前にAbstract (300 words) を執筆、3か月ほど前にFull Paper(国際会議論文)を投稿、その査読に対応し、会期に口頭発表を行います(これは国際会議の場合。国内会議でも同様)。

日本語・英語を問わず、また、学会以外をも含め、文章作成・執筆能力、プレゼンテーション能力は、一生使える能力であるため、その育成には相当な力を注いでいます

(#)金川からの打診がなくても、学生から「●●学会に出たい」という希望があれば、認める場合もあります。金川が打診しても、学生が「まだ成果に納得がいっていない」「△△国には危険なので行きたくない」などと拒否すれば、参加を取りやめる場合もあります。


【今後の国際学会への参加予定】

  • CAV2018@Baltimore@USA (キャビテーション国際会議@米国・メリーランド州・ボルチモア)2018.5
  • ISNA21@Santa Fe@USA (非線形音響学国際会議@米国・ニューメキシコ州・サンタ・フエ)2018.7
  • ICMF2019 @Rio de Janeiro @Brazil (混相流国際学会@リオデジャネイロ)  2019.5  <- 参加しない可能性高
  • ICA2019 (音響学国際会議@ドイツ・アーヘン)2019.9
  • ICTAM 2020@Milan@Italy (理論応用力学国際会議@イタリア・ミラノ) 2020.8
  • ASA meeting, APS/DFD, ASME FED SM  いずれも米国開催

研究室指針

【研究室生活】

金川研は、学生の自主性に任せており、良い意味での放任型の教育体制です。その教育精神として、週一以上での行き過ぎたプレッシャーを掛けない配慮が根底にあります。

研究室生活では、3年生までとは比べ物にならない位、想像もつかない位、指導教員と学生の関係が重要となります。教員と学生が、どれほど良好な人間関係・信頼関係を築けていても、学生の気持ちに立てば、毎日顔を合わせた度に、研究の進捗を問われた(あるいは話題に出された)ならば、残念ながら、プレッシャーに感じない学生はいないと判断するからです(そのようなプレッシャー型教育を批判するものではありません)。

金川研の理論研究はどこでもできます。なので、週一のゼミを除いて、研究室に来たくなければ、自宅や図書館で研究してもよいですし、朝型でも夜型でも構いません。当然ながら、コアタイムはありません(ゼミを除く)。むろん、週一以上での個別相談や指導希望には、随時対応しています。


(余談)今年度8月時点の例でいうと、金川が学生居室を覗きにゆくと、そもそも、鍵がかかっており、4年生2名の顔は殆ど見かけません。「普段は来なくて”も”よい」といったからか、想定以上に研究室に来る頻度が低いです。

しかしながら、週一のゼミでの研究進捗報告を聞くと、滞りなく、むしろ金川の想定以上に進んでいることから、自宅などで相当量の作業を行っていると判断し、何の問題もありません。また、朝型で生活しているようです。


なお、「研究室に来なくてよい」とは、決して、金川研がラクで緩い研究室であることを意味しません


【理論研究の特性】

理論的研究は、実験的研究に比べて、個人プレーのカラーが濃いがゆえに、自身の脳内で徹底的に考えるための自由が最重要です。これを最重視しています。

しかし、指導教員との一定頻度での進捗報告や相談は欠かせません。とくに、これまで受け身の座学を受けてきた4年生が勘違いしがちなのですが、(少なくとも学生の)研究とは、1人でやるものではありません。(一応の)プロである金川は単著論文を書いていますが、学生が「1人で」研究することは99%不可能です。学生は「教員と一緒に」研究を行うと考えてください。したがって、指導教員は、教えを乞うと同時に、共同研究者ですから、封建的な上下関係に捉われず、こと研究においては、対等な議論ができねばなりません。この意味で、遠慮しがちな態度は好ましくありません。

研究は、まだ世界で誰も知らないことを発見し、知識の形で永久に残すことを指します。その意味で、教員から教わっていた3年生までとは異なり、学生が教員に教えるのです。この意味で、学生は、極論、教員を超えなければなりません。


たとえば、学生から「上手くゆかない」と相談され、金川にはその解決法が9割方わかるとします。それを教えることもあれば、敢えて教えないこともあります。前者の理由は、自身で気づくには難易度が高すぎる場合や各種〆切の期日が迫っている場合などが、後者の理由には学生のみで気づかせる意図や1割の間違いの可能性を秘めることから敢えて泳がせる意図などが挙げられます。


具体的には、週一で金川と会うことは必須(=ゼミへの出席=卒業研究A/Bの単位認定の最低条件=卒業論文の提出資格)です。

これを怠ると、卒業・修了が出来なくなる可能性があります。むろん、週一以上での勉強・研究相談にも、随時対応します。

なぜ、「週一」なのでしょうか。教員と学生は、一定の距離を保つべきと考えるからです。これは、深い思考と地道な作業を要する理論研究において、極めて重要です。実験研究に比較して、理論研究は個人プレーの色彩が強いことを、再強調しておきます。

手計算の式変形が、一度でうまくゆくことはありえません。もはや、問題集でいう「解答」などありません。上手くいかなかったときに、悲観視せず、何度も、振り出しに戻って、地味極まりない計算を、一行一行、地道に繰り返すことが最重要です。逆に言えば、これに嫌気を感じる人は、金川研を志望すべきではないと判断します(金川研での研究が苦痛でしかないと想定するからです)。

逆にいえば、何を参照してもよいのです。知識量やセンスよりも、膨大な手計算・式変形を、地道に、最後まで、丁寧に、やり遂げる忍耐力があるか、が重要です。だからこそ、数学が嫌いな人、数式を見ると吐き気がする人、物理現象を数式で予言することに面白味を感じない人は、金川研とは、間違いなくマッチングしないことを強調します(*)。なお、研究対象は数学ではなくて物理ですから、数学が好きである必要はありませんが、物理が嫌いで仕方がないという人はご遠慮ください。


(*)言うまでもないことかもしれませんが、人によって、マッチングする研究室は違って当たり前です。だからこそ、工学システム学類には、沢山の先生がおられ、多彩な研究室があるといえるでしょう。金川研とマッチングしないことは、何のマイナスでもありません。他にマッチングしうる研究室が、たくさんあるはずだからです。


【教育指針】

金川の教育方針や普段の様子は「熱力学」と「応用数学」の講義とほぼ同じと考えてください。したがって、工学システム学類の教員としても、人間としても、少々特殊なタイプでしょう。

しかし、研究は勉強とは異なりますし、研究対象は、熱力学というよりも、流体力学です。進捗報告などにおいて、あまりにも努力量が少なければ、口を尖らせます。相応の努力は必要だからです。しかし、上手くいっていないことを責めることはありません。研究以前の勉強を極めて重視します。研究・勉強に対するいい加減な態度は許容しません。


(余談)本年度8月時点では、幸い(?)、口を尖らせたケースが、まだありません。これは、金川の指導が的確というよりも、手前味噌ですが、今年度の配属生が、極めて優秀・意欲的・努力家であることが大きいと分析しています。


【行事】

新設研究室であるので、雰囲気も含め、学生と一緒に伝統を作ってゆくつもりです。行事への参加や、お酒は、強要しません。新入生歓迎会や忘年会以外は、原則、金川からは企画しない予定です。学生同士で金川を省いて飲みに行きたければお気遣いは不要ですし、金川を誘いたければ誘ってください(ただし、行くかどうかは、わかりませんが)。

5月末から現在まで、2週に一度、ゼミ開始前に、学外昼食会を行っており、これを恒例行事にする予定です。

(余談)本年度は、1月に配属歓迎会、3月に福岡出張(共同研究先)、7月に大学院入試打ち上げを行いました。


【注意】

金川研究室は、派手な工学応用研究や、実験主体の研究は行いません。数学が嫌いな人、物理が苦手な人、確固たる基礎学力を軽視して研究だけに専念したい人、流行り好きな人、派手好きな人、工学部や工学系大学院を就職予備校と捉える人には、金川研究室は、一切マッチングしません。


このようなネガティブな情報を強調するのはなぜでしょうか。極めて重要な観点だからです。卒業研究では、教員が学生を選ぶのではなく、「”学生が”教員を選ぶ」からです。

とはいえ、特定の研究室に希望者が集中するなど、場合によっては、そもそも、選べる権利・資格がないかもしれません。

それゆえ、3年秋終了時までのGPAが高いに越したことはありません。一般に、成績が全てではありませんし、成績と研究に相関はないと言われます。しかし、成績トップならば、どの研究室も選べる権利を獲得できることは、事実です。

金川研究室の概要

金川研究室は、筑波大学理工学群工学システム学類、および、同学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻における新設研究室です。2017年度より、4年生の「卒業研究A, B」から、学生の受入をはじめています。金川研究室の特徴と目標とするところは、以下の3点に集約されます:

  • 「数式で」流体と熱を解き明かす
  • 新しい流体力学のための「新たな理論」の創成 
  • 熱力学のわかりやすい新解釈・新体系の追求

流体力学・熱力学の基礎的な問題、とくに「気泡」と「音響」に係る物理現象の解明とその工学・医療応用を目指して、理論的手法による研究を行います。

いわゆる応用研究は行わず、派手な研究や会社でも可能な産学連携研究は対象外です。

流行り好きな人や、数学が嫌いな人には向いていません。

まずは手計算で挑み(数学的理論解析)、手計算では太刀打ちできなくなってから、初めてコンピュータに頼る(数値シミュレーション)ことです。また、流体に留まらず、固体も含めた「連続体力学の枠組み自体を拡張」することも大きな目標です。

金川研究室では、特定の工業技術に限定される問題1つ1つを解決して即社会に還元することではなく、工学の広範の確固たる基盤となりうる基礎学理の積み重ねをとおして、次世代の技術開発において本質的かつ革新的となる「新しい熱・流体力学のための『新たな理論』の創成」を目指しています。


筑波大学 システム情報系 構造エネルギー工学域 金川研究室

研究テーマ

「気泡」と「音響」をキーワードに、熱・流体力学の基礎的な諸問題に取り組んでいます。
「流体力学と固体力学を別々に扱うべきではない」という考えのもと、連続体力学の枠組みを広げるべく、弾性波など固体力学の問題にも着手し始めています。
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手法として、手で解けるところまでは数学的理論解、手で解けなくなってから初めて計算機の力を借りるというスタンスを基本方針としています。
 —–
以下に、具体的なテーマを挙げるとともに、基礎(学術)寄りか応用(産業・工業)寄りか、理論(手計算)・計算(数値解析)・実験のいずれに該当するかなどを示します:
 —–
(1)【基礎】【理論(+計算)】【2017年度4年生(2名)が遂行中】
気泡流中の非線形波動の理論解析と数値計算
 -水中衝撃波のソリトン遷移の実現によって、次世代型ポンプに搭載すべき革新的損傷抑制技術の数理的基盤を築く-
(2) 【基礎~応用】【理論(+計算)】
生体内流れと超音波の医療応用に向けた基礎研究:
 a) 音の非線形性の大きさの適切な分割による、生体軟組織の低侵襲ガン治療に向けた数学的理論解析
 b) 超音波造影剤の弾塑性力学と気泡力学の融合による数学的理論解析
(3) 【基礎】【理論】
音と泡と熱の接点にある非線形波動の物理の新境地:
(a) 水中衝撃波の音響ソリトン遷移、(b) 音響共鳴振動など
(4)【基礎】【理論】
3圧力2流体モデルのエネルギー方程式の導出とその数学的適切性
 ーキャビテーションを伴う分散相混相流のモデリングー
(5)【基礎(~応用)】【理論(+実験)】
ベンチュリ管実験と不均質音速理論の融合による高濃度気泡流音響学の創成
(6) 【基礎】【理論】
熱力学の新たな体系化への挑戦
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金川研究室は、派手な工学応用研究や、実験主体の研究は行いません。
数学が嫌い/物理が苦手な人、確固たる基礎学力を軽視して研究だけに専念したい人、流行り好き・派手好きな人、工学部や工学系大学院を就職予備校と捉える人には、金川研究室は、マッチングしません。

8月9日ゼミ日誌

本日の食事会では、つくば駅最寄キュートのフードコートで各々好きなものを食べることになったが、結局全員が丸〇正麺となった。恥ずかしながら、初の丸〇正麺であったが、噂通りのコスパの良さだった。帰りにハーゲンダッツをごちそうになったが、これは、金川先生が駐車券の押印忘れに気づいたからかもしれない。
ゼミでは、各々研究の進捗を報告した。長波長帯・短波長帯のいずれにおいても、パラメータのオーダをどのように仮定するべきか、改めて議論した。短波長帯では具体的な大きさを仮決定することができたが、長波長帯では代表速度として、位相速度か群速度を選ぶかに応じて、その大きさが著しく変わるため、ひとまずは仮定を置くことなく一般化した表現を用いることにした。これに関連し、定式化の上での具体的表現と抽象的表現の使い分けの重要性にも議論が及んだ。
その議論をもとに、分散と散逸の両性質が、いつ、どこで、どのように現れるのかに主眼をおき、今後の研究の方針について話し合った。各自、仮設定したオーダーを基に、気泡力学の方程式の第一次近似の導出を行うことが課された(文責:ノーラン)。

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