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忘年会

コロナ禍を経て、4年ぶりに忘年会を行いました。学生に参加記を書いてもらいました(金川)。


夜に研究室の人達で忘年会ということで大学近くの居酒屋に飲み会に行きました。自分は春に開催された歓迎会の飲み会には参加できなかったので今回が初めての研究室での(というか、アルコール類はダメなので人生初の)飲み会でした。飲み会参加経験の乏しい自分は、飲み会というのは一番後輩(つまり今回の場合自分達)が上司や先輩にお酒を注いで周ったり、無茶ぶりで余興をしなければならないようなものだと思っていましたが、実際には友達や家族と外食するのと何ら変わらない雰囲気のものでした。全体的に真面目な性格の人が多い研究室ではあるけれど、忘年会のときも研究の話題をしているというわけではなく、サークル活動の話や授業で関わった先生の話、生活費の話など興味のあることや面白かった内容などを各々が好きな時に好きなように話していました。特に印象に残っているのは、コロナ禍前の大学生活の話です。そこには自分も含めて4人コロナ禍の大学生活しか知らない人間がいたので皆今との違いにとても驚いていました(B4)。

講演会参加記

計算工学夏季学生講演会に参加した学生に参加記を書いてもらいました(金川)。

・はじめに
夏季休業中に日本計算工学会が主催する夏季学生講演会(@筑波ふれあいの里)に参加しました。金川研がこのイベントに参加するのは今回が初めてで、私も金川先生を通してこのイベントの存在を知ったという状態だったのですが、研究の交流の幅を広げたい、また博士課程進学やその先の進路に関する情報を得たいという思いがあり参加しました。講演会は一泊二日のキャンプ形式となっており、二日間で講演を聞いたり研究発表を行ったりしながら、参加者の方々と楽しく交流しました。

・講演
一日目の昼に、産官学の研究者の方々から博士号取得後の研究者としてのキャリアパスに関する講演をして頂きました。以前から博士号取得後は大学への就職を目指すというキャリアが一般によく知られていたと思いますが、大学以外にも国研や企業の研究職に就くという選択肢もあり、キャリアパスにも多様性と自由があることを知ることができました。実際、大学(高専)・国研・企業のいずれか2つ以上のキャリアを経験されている方も講演されていました。

・バーベキュー、懇親会
講演が終了した後のバーベキューや懇親会では、研究に関係すること・しないことについて、飲食しながら自由に話し合っていましたが、その中で私は博士課程の経済事情について相談させていただきました。私は博士課程進学に興味がありますが、進学する場合の不安要素として、生活費・学費などの経済的要素が一番大きいと考えています。そこで、研究者や博士課程在籍中の方々に、経済的な問題にはどうやって対処していたかを伺いました。結論から言えば、様々な助成制度(学振・JST、各大学の制度等)を駆使すれば殆どの問題は解決するとのことでした。しかし、私は助成制度についてほとんど知識がない状態だということを自覚したので、利用できそうな制度に目を向けてみることも必要だと思いました。博士課程には興味があるが経済的懸念がある学部(学類)生や修士課程の方はそういった制度について調べてみるのがよいかもしれません。
あとは、なぜ博士進学を志したか、そのきっかけは何だったのかを尋ねましたが、これは割と人それぞれの理由がありました。ただ、やはり最も多かった理由は研究を深掘りしたいというものでした。一方で、あまり深く考えず博士課程に進学しても人生なんとかなるし、何かしらには引っかかるだろうという楽観的な姿勢で構えても大丈夫だということを仰っていた人が何人かいました…。私としては、当然やらなければならないことはやる必要があるけれども、メンタルとしてはそのくらいの気持ちで余裕をもって臨むのがよいということだと受け取りました。他にも色々な話を伺いましたが、博士課程の方が普段どのような気持ちで研究と向き合っているのかを聞けたのは大変有意義でした。
また、バーベキューでは研究とは関係のない話も沢山しました。本筋とは関係がないので割愛しますが、一番盛り上がったのは(やはり)大学ネタでした。夢中で話をしていたらあっという間にバーベキューが終わってしまい、結局私は肉を一枚も食べていませんでしたが、それでも満足でした。

・ポスター発表
二日目に、朝食を取った後にポスター発表を行いました。とはいえ、普通にポスター発表をしただけですので、特に書くことがないです…。ただ、普段の学会と比較するとラフな感じで、議論メインというよりは交流と研究紹介の意味合いが強いセッションだったと感じました(普段の学会も研究紹介を兼ねているのはもちろんそうですが)。なお私と一部の学生はお互いの研究への興味が尽きず、発表時間以外にもポスター発表をしていました笑。
ポスター発表が終わった後は解散し、大学まで送迎して頂きましたが、送迎車の中では研究の話はあまりせず、家系ラーメンは好きか嫌いかのような他愛のない話をしていました…

・おわりに
楽しかったので真面目なこと以外も少し書いてしまいましたが、本講演会は今後のキャリアを考える上で貴重な話を、普段だと会う機会がほとんどない博士課程以上の方から多く聞ける機会であり、参加してよかったと強く思っています(M1 長谷川)。

学会見学記

日本流体力学会年会2022に、見学・情報収集に派遣した学部(学類)生2名に学会見学記を書いてもらいました(金川)。


2022/09/27から2022/09/29に京都大学で行われた日本流体力学会年会2022に参加をした。今回は見学という形で、先輩方の発表や他機関に所属する研究者の方の発表を聴講した。
自分自身、これまで学会発表というものに人生で一度も参加したことがなかったので、発表の仕方や質疑の答え方など、講演の内容以外でも非常に勉強になることが多かった。
例えば発表の仕方では
・専門的な用語や、大多数の人がその場ですぐには理解出来ないであろう式を短い時間でいかに分かりやすく解説するか
・大人数が聴講する中、目線はどのあたりを向けると良いか
・部屋の大きさに合わせて、声はどれくらいの大きさで、どのくらいの早さで話せば聴講者全員が正確に聞き取ることができるか
・各スライドに、短い制限時間の内どれくらいの時間を割くか(重要な結果や知ってもらいたい内容、理解するのが難しい内容を含んでいるところには、他のスライドよりも長く時間を使うなど)
・聞き手が飽き始めた、或いは集中力が切れかけるであろうタイミングで、少しネタを交えたスライドを挟むことで、再度興味を引こうとする
・1枚のスライドには、どれくらいの情報量であれば聴講者も無理なく話についていけるか
質疑の答え方では
・質問の内容が理解出来なかったら、聞き返す
・話が噛み合っていないと思ったら、一旦相手に聞くことで情報を整理し直す
・自信がない場合は、相手の質問に答えられていたかどうか最後に聞いてみる
などが挙げられる。特に質疑応答では、自分の分野外の研究者からの意見を聞くことができる貴重なチャンスでもあり、自分では気づかなかった視点からの意見や質問をいただけるかもしれないので、ここでの対応の仕方は非常に重要だと感じた。
講演の内容自体は専門的なものも多く、全てを理解できたわけではないが、普段自分が行わない実験系の研究内容も聞くことができ、中には今後行うかもしれない応用研究で自分が使えるかもしれない知識や考慮しなければならない内容もあったと思うので、研究でも普段の勉強と同じく、偏った知識だけでなく、関連しそうな分野の知識も多少なりは知っておくべきだと強く実感した。
また、僕自身は金川研に所属している先輩がどのような研究内容を行なっているかについて、まだそこまで詳しくは知らなかったので、同じ研究グループの先輩方の研究内容も改めて認識することができたという点でも良かったと思う。
今回の学会発表の見学で得た経験は、間違いなく今後自分が学会発表をする際に活かせることばかりであり、非常に有意義な時間を過ごすことができたと思っている。すぐに真似できる点は特に自分の心に留めておき、今後出る初めての研究発表ですぐに活かせるようにしたい(学生A)。


9 月27 日から9 月29 までの3 日間,京都大学で行われた日本流体力学会年会2022 に見学として参加した.私は今回初めて学会というものに参加したが,多くのことを学べたと感じている.
まず,発表の仕方である.発表内容を正確に把握することは難しかったが,たくさんの講演を見学したことで,自分が発表する立場になった時にどう振る舞うのがよいのかを考えることができた.どのくらい声を張れば後ろまで聞こえるのか(マイクの有無なども関係する),スライドの文字はどのくらいの大きさやどういう色・フォントを使うと見やすいのか,視線をどこに向けると印象がよいのか,など現地で見学しなければわからないことを多く学ぶことができた.
また,質疑応答の様子も勉強になった.かなり深い意見や別視点からの意見が聴講者から出る中で,どのように切り返せばよいかを学ぶことができた.質疑応答の時間を発表者にとっても聴講者にとってもより良い時間にするには,自分の研究内容やその先行研究,周辺分野をよく理解しておくことが絶対の条件であると感じた.また,無難な回答をして切り抜けることを考えるのではなく,楽しく意見交換できるように意識することで有意義な時間にすることができると感じた.私自身,自分の研究テーマへの理解は十分なのかと改めて考えるきっかけにもなった.
今回の学会見学を通して,学会発表のエッセンスを得ることができ,非常に有意義だった.今後の研究にはより一層精を出し,発表をする立場になったら,今回見聞きしたことを生かしてよい発表を行いたいと感じている(学生B).

金川研日誌(8/5)

今年2月に配属された学類4年生に日誌を書いてもらいました。日本に来て4年目の留学生であり、日本語に不慣れな面がありますが、当該学生の個性が映えるよう、科学的に明らかな誤り以外はあえて直さずに掲載することとしました(金川)。


こんにちは、私は現在金川研究室のB4です。今やっているテーマは「リン脂質シェル(phospholipid shell)の座屈(buckling)と破裂(rupture)による、(多数気泡を含む液体の中に)超音波の伝達にどんな影響がありますか」です。

実は、金川研究室を選択した時、私の注意を引き付けたのは、このテーマというよりも、金川研究室で使用している手法: 摂動法(perturbation theory)と多重スケール解析(multiple scale analysis)でした。高校と大学(数学系と物理系以外)を学んだ数学は、「精密科学」(exact science)です。私に対して、「精密科学」は「真」を持ちます。一方で、摂動法と多重スケール解析は「近似数学」(approximate mathematics)です。近似なので、100%ただしい解を得ることが必要がなくて、自由度がもっと高くて、もっとクリエイティブな解き方もできます。その上、精密解を得ない問題には、近似解のおかげで、たくさん情報を得られます。わたしに対し、「近似数学」は「真」だけでなく、「美」も持ちます。関心する人はYoutubeに「Prof. Carl Bender – Mathematical physics」の授業をご覧でください。

私は、まだ「超音波の伝達」の知識が深いというまでもないですが、「この世界を解決する一つのステップ」ですので、熱心に研究します。自分の興味は、頭の中で「物理、数学、化学の世界」を作ることです。その結果、先生や先輩らや友達(他の専門も)などとアイデアや意見を交換する時、子供がおもちゃをジャグリングするように喜びます。特に、私のアイデアと意見を否定・批判される場合にも、私は悲しくはありません。理由は、私に対して「科学について話すだけ」ですので、自分のエゴに関連までもないと思うからです。そのために、いつにも科学のアイデアを楽しんで交換することができます。(例としてFun to Imagine – Richard Feynman)

楽しんで研究をやりますが、責任を持たなければなりません。科学・エンジニアは継承性があるので、(私に対して)研究するとき、前の研究者や現在の研究者の頭の中の世界を一歩一歩で探検していると感じます。そのために、自分の結果を責任を持つのは自分だけでなく、前の研究者、他の研究者、「真」、「美」を尊敬すると思います。

現在、上記の気持ちで学会に向けてスライドや背景の知識を準備します。心配もありますが、他の学生、他の先生の研究・アイデアを聞けるので面白いと思います。将来的には、違う教育制度、違う考え方の他国の学生・先生にも会ってみたいです(B4)。

金川研日誌(6/8)

早期卒業研究制度で金川研に配属された工学システム学類3年生の2名のうち1名に日誌を書いてもらいました(金川)。


B3で金川研に配属されてまだ短いですが、自分が金川研を志望した理由と研究生活について書かせてもらいます。

まず、私が金川研を志望した理由は、金川先生の講義の分かりやすさと、研究室の自由な雰囲気にあります。金川先生の講義を受講した方ならわかると思いますが、かなり厳密性が重視されています。この式は、どういった条件で成り立ち、どのような式を経て導出されるのかなど、非常に丁寧に説明されていました。また、金川研にはコアタイムもゼミもほとんどなく(ゼミは少し開かれた年度もあるようですが)、週1回程度の面談だけなので、自分の時間も取れるので、その点にもメリットを感じました。特に私は、早期卒業の対象でしたので、3年時の授業と研究活動を並行で進める必要があり、このような仕組みは有難かったです。金川先生も授業等を優先させてくれるので、研究が忙しくて授業の学習がままならないということもないと思います。

それに対して、研究室を選ぶにあたり、あまり研究内容は意識しませんでした。自分のやりたいことが明確にある方は別だと思いますが、私は明確にやりたいことが決まっていなかったので、先生や研究室との相性で決めました。

研究生活について書くとは言ったものの、まだ勉強の段階なので、今は論文中の式の導出やそのような式を出す動機などを学んでいます。研究室にすら入ったことがありませんし、先輩や同期とも直接会ったことはありません(Teamsでのチャットのやり取りは割と盛んです)。金川研は理論メインの研究室なので、ほとんど研究室に来ず、自宅で研究を進める先輩も多いそうです(紙とペンさえあれば研究できるので)。なので、合う合わないは分かれる研究室な気がします。実験がやりたい人や、計算(式変形など)が嫌いな人、自分の直感で研究を進めたい人には、ただきついだけだと思います(B3)。

JKA研究補助

公益財団法人JKA 2022年度 機械振興補助事業 研究補助 若手研究に採択され、ご助成を頂くこととなりました(2,000千円、2022年4月から2023年3月)。

   

研究室日誌(学長表彰受賞について)

この度は学長表彰をいただき、大変光栄に思います。

これも日頃から熱心にご指導してくださった金川先生をはじめ、研究に関する質問に答えてくださった研究室の皆様、工学システム学類の先生方、そして、いつも支えてくれた家族のおかげです。心より感謝申し上げます。大学4年間の学業成績、学会発表と論文投稿による研究成果を評価していただけたのは素直に嬉しく思います。

また、学長表彰と直接関連はありませんが、卒業式では卒業生を代表して謝辞を読ませていただきました。千人以上の人がいる前で話をさせていただくのは初めてのことだったので、緊張で足や声が少し震えてしまいましたが、無事にやり遂げることができて良かったです。

学長表彰受賞、および、卒業生謝辞を務めさせていただいたことは大変名誉なことなので、それに恥じぬよう今後も大学院にて自分を高めていきたいと思います。

 2022年4月5日 新井秀弥(金川研究室・博士前期課程1年)

学生視点の金川研紹介’21(3)

3年間過ごしたM2の学生に金川研紹介をかいてもらいました(金川)。


・志望理由

特別やりたい研究があったわけではないので、研究環境で決めました。金川研はコアタイムがなく場所も時間も自分のペースで研究を進めることができることと分かりやすいスライド発表の仕方や文章の書き方を身につけたかったからです。
また、コロナで学会もオンラインになってしまったためあまり恩恵を受けることは出来ませんでしたが学会の旅費は全額支給されるという点も魅力的でした。

・研究生活

基本的には週一の打ち合わせ以外は結果を出していれば自由です。3日遊んで4日研究することも、ある程度進捗が得られたら、打ち合わせまで一切研究しないということも可能です。1日中手計算をするわけではなく毎日研究するときは一日2時間程度です(そこまで手計算に没頭できません)。授業からも察しがつくと思いますが、楽を求めたい人には恐らく向いていません。学会参加や論文執筆も多く(自分は3年間で国内学会7件、国際学会2件、雑誌論文は英文で2編(1編は投稿中))、一定以上の忙しさではないかと思います。

今はteamsでの打ち合わせですが、コロナが落ち着いていれば希望すれば対面で打ち合わせも可能です。学会が重なったり、論文執筆の追い込みでもない限りゆとりを持って研究を進めることができます。もちろん学会などで忙しい時は計算は行わず、学会準備に集中するので、一年中手計算をしているわけではないです(数値計算をやれば手計算の割合はもっと減らせます)。学会は主に夏(8~9月)に多い印象なので夏は遊びたい人には向いていないかもしれません(夏がずっと忙しいわけではないです)。

金川研究室はそもそもが理論研究であることから、基本的には紙とペンさえあればどこでも研究できるので、コロナの影響を受けにくい研究室です。実際、コロナにより、オンライン化が進みましたが、元から授業ない日は自宅で研究を行っていたので、あまり影響はありませんでした。コロナは落ち着いて来ていますが、再拡大が心配な方にはおすすめな研究室です。コロナが収束して対面の学会が復活した場合でも、前に述べた学会の旅費の全額支給が受けられるので、学会に積極的に参加したい学生にもおすすめです。また、研究道具であるボールペンやノートだけでなく、TOEICの対策本もかってもらえました。

学生間の交流はコロナのせいで少ないですが、自分はB4の学生と協力しながら研究を行っていますし(完全に一緒に進めるのではなく緩く協力という感じです)、他の学生の結果を取り入れることもあるのでわからない事があれば連絡を取りながら研究を行っているので全く関わりがないというわけではないです。コロナが収まれば飲み会や昼食会も復活すると思うので体育会系の雰囲気を希望する人でなければ心配する必要はないと思います。

ただ、研究は個人プレーの要素が強いです。情報共有はしますが、学生と先生のマンツーマンで基本的にやり切るスタイルなので、自分の頭の中で拘りたい人向けの研究室です。

雑用はこの研究室紹介文と飲み会のときの日誌ぐらいでほとんどないので研究に集中できます。

・研究テーマ

金川研の研究対象は「気泡がたくさん含まれている水の流れ、いわゆる気泡流中を伝わる波」についてですが、応用先のはっきりとしたテーマをを選ぶこともできます。自分のテーマは、超音波造影剤やドラッグデリバリ―システム(DDS)などの医療を応用先としていて、生体など流体以外の分野との関連もあります。

・最後に

他の研究室はわかりませんが金川先生については授業の印象と変わらないと思います。授業を面白いと感じた人にはおすすめしますが、厳密な話や数式が嫌いな人は合わないと思います。

理論研究がメインですが、数値計算も行います。希望次第では数値計算のみのパターンも可能なそうなので、興味がある人は金川先生に相談してみるといいと思います。

配属について、自分の年は希望者が大勢いましたが、他の年はそこまで溢れなかったように聞いているので、見込みがないと思っている人も、選ぶ可能性がある場合には面談を申し込んでおいた方がよいと思います。また秋Bの期末を頑張って少しでもGPAを上げておくと有利だと思います(M2)。

金川研日誌(9/7)

B4の学生に日誌を書いてもらいました(金川)。


B4の自分から混相流シンポジウムでの発表やそれまでの理論解析、数値計算について書かせていただきます。

8月下旬に行われた混相流シンポでは3月頃から行った理論解析と6月頃から行った数値計算の結果を発表しました。理論解析での手計算については比較的早い段階で成果を出すことができましたが、その後行き詰まり、数値計算を行う必要が出てきたため、Pythonによる計算コードの書き方を勉強しました。分からない箇所は主にネットで調べて対応し、それでも分からない場合は研究室の先輩に相談して、解決していただきました。また、混相流シンポの講演原稿についてはTeXで書きましたが、まだ不慣れなこともあり、図の挿入の仕方や参考文献の書き方などで苦戦しました。文章も先生に多々添削していただき、仕上げることが出来ました。発表についてはスライド作りにおけるアニメーションの効果的な使い方や質疑応答の練習など先生に指導していただき、発表の前日まで試行錯誤しました。本番はオンライン開催のため、人前で話すよりは緊張しませんでしたが、スライド共有した際に画面が固まってしまい、次のスライドに移れないというハプニングがあり、その時はかなり動揺しました。念のため、予備スライドを除いて軽くしておいたスライドも用意していたので、なんとか対応出来ました。本番では練習通りにいかないことも多かったですが、良い経験になりました。今後もまだ学会発表が控えているので、今回の反省を活かして頑張りたいと思います(B4)。

金川研日誌(9/5)

M1の学生に久しぶりに日誌を書いてもらいました(金川)。


関東は急に気温が低くなった今日のこの頃です。M1になって5か月ほど経ったので,現在の進捗などについて書こうと思います。

私は,主に学類生の頃のテーマの拡張版について研究しています。実は4月より前から取り組んでいましたが,物理的におかしな結果しか出ず,詰まっていました。

そこで,一から前提を見直して,いろいろ考えてみたところ,それらしき結果を得ることができました。最近の学会では,その結果について発表しています。

ということでこれまでの5か月ほどは,1つのテーマについてずっと研究をしていたわけですが,様々な発見がありました。

1つ目は,前提の見直しです。理論研究では実験とは異なり,予期せぬ条件などは基本的にないため私は,前提や設定を「当たり前」としがちでした。しかし,結果がおかしいということは,どこかがおかしいということです。過程に間違いがある可能性の方が多いですが,一から見直すことの重要性に改めて気づきました。

2つ目は,表現の仕方です。1枚1枚のスライドのわかりやすさはもちろん重要ですが,どのような流れで話されるのが自然なのか考えることも重要だな,と思いました。また,当たり前ですが,そもそも表現が適切なのか,を文献を読んだりして根本から見直すのも大切だなと再認識しました。

この2つは,辿っていくと「初心忘るべからず」につながると思います。

最近は研究生活に慣れてきて,いろいろと「楽をする」部分が増えていると思います。近頃新しいテーマに取り組む話もあるので,このあたりで気を引き締め直したいです(M1)。

機械学会茨城講演会において学生講演賞受賞

鮎貝崇広(M2)と川目拓磨(B4)が、日本機械学会2020茨城講演会(2020年8月21日)で行った口頭発表に対して、優秀講演賞を受賞しました。表彰対象は30歳未満の発表者で、対象者数110名のうち、上位1割に選出されました。

とくにB4は、この時期に研究成果を挙げることも、学会発表を行うことも、学会表彰を頂けることも、極めて珍しいと判断しますので、体験談を交えて、長めに書いてもらいました(金川、2020年10月4日)。


この度は優秀講演賞を頂き,大変光栄に思います。

受賞に際しまして,金川先生をはじめとして,研究について様々なことを教えてくださった研究室の皆様,練習を聞いてくれた友人,普段からサポートをしてくれた家族,学会の運営をしてくださった委員の皆様には,深く感謝を申し上げます。

以降には,学会までの流れなどを記載します。

今回発表した内容は3月からやってきた研究成果であり,内容としては,現在修士1年の方が昨年やっていた研究の拡張のようなテーマを扱いました。計算自体は毎日ゴリゴリと進め,比較的早い段階で結果を出すことができました。先生には研究室配属の際に言われていましたが,ゴリゴリ計算が嫌いでなくてよかったなぁ,と思いながら計算をしていました。7月の頭頃に発表原稿の提出がありましたが,これを書くのがかなり大変でした。個人的に文章を書くのは得意だと思っていましたが,先生に添削していただいたところ,大量の修正箇所がありました。このやり取りの中で,多くの人が読んで同じように解釈できる文章の書き方とそのように書く大切さというものがよく分かりました。

発表原稿の提出後には,内容が拡張できるのではないかということで,計算を再び行いました。2回目ということもあり,1回目よりスムーズに進み,1回目の計算が生きているなぁとしみじみと感じました。得られた結果をもとに,スライドを作成し,2週間ほど前から発表の練習を開始しました。話してみて初めて,スライドのここを変えた方がよい,とわかることも多く,発表の前日まで練習して修正して,の繰り返しでした。発表練習は,基本的には先生に聞いて頂き,質疑応答までを行いました。練習の中では,自分ではわからない癖などを指摘して頂くことができ,発表の仕方を改善することができました。一度同じ他の研究室の友人にも発表を聞いてもらいましたが,専門ではない人の意見を聞くことができ,本番のための良い練習になりました。本番は,オンライン開催だったため,特段緊張せず発表することができました。また,質疑応答についても,先生から事前に「発表者と質問者は対等なので,守りに入らず自信を持って話すよう」と言われていたので,落ち着いて自分の思っていることを話すことができました。

今回は結果として,優秀講演賞を頂くことができましたが,反省点や修正すべき点はまだまだあります。また,今回はオンラインかつ顔出しもなしだったのでほとんど緊張しませんでしたが,環境が変わると今回よりも緊張すると思います。今回の反省を活かして,次の学会ではより多くの人に理解してもらえるような発表を心掛けたいです(川目、2020年10月4日)。


 
この度は優秀講演賞を頂き、大変光栄に思います。本賞は、私にとって初めての講演表彰となりました。これまでの1年半で培った発表スキルを評価頂けたと受け取っております。次年度以降も発表スキルを磨き、本受賞に恥じぬような分かりやすい発表を心がけてまいります(鮎貝、2020年9月26日)。

混相流シンポジウムにて学生講演表彰

加賀見俊介(B4)が、混相流シンポジウム2020において、ベストプレゼンテーションアワードを受賞しました(2020年8月23日付)。[筑波大学HP]

恐らくは、学類(学部)生の当該表彰受賞は、稀ではないかと推測します。配属決定以来の半年、研究と勉強のみに没頭していた学生ですので(殆どの学生は、プライベート等と両立していると認識します)、表彰という形で、努力が報われて良かったと思います。このような受賞や論文掲載によって、研究室学生間の切磋琢磨も望んでいますし(無関心でも構わないという考え方ですが)、安直に満足してほしくないとも思っています。本年度は、新型コロナの影響なども総合的に考え、早めにB4の2名のテーマを決め、進捗を見て、両名に学会発表をさせることにしました。以下、日誌形式にて、研究室HP向けのコメントを書いてもらいました(金川)。


この度は、ベストプレゼンテーションアワードを受賞させて頂き、大変光栄に思います。
このような賞を頂くことが出来たのは、日頃から熱心にご指導頂いた金川先生、また、オンライン開催という非常事態の中トラブルなく運営頂いた先生方や実行委員の皆様のおかげであると感じています。心より御礼申し上げます。

以下は、学会の振り返りです。
今回発表したテーマは、5月の頭くらいに先生から提案頂いたテーマです。4月までは、全く別のテーマで、1か月ほどひたすら手計算をしていましたが、上手くいきそうにないという事で、方向転換することになりました。
早々に挫折となりましたが、新テーマの方は比較的順調に進んだと思います。私としては、手計算以上に、学会発表の講演タイトル・アブストラクト・講演原稿等々を書くのが大変でした。自分が数ヶ月かけて行った計算を、限られた語数で表現することは非常に難しく、なんとか原案を完成させても、先生に繰り返し添削して頂く中で、最終的には跡形もなくなることがほとんどでした。これに関しては、慣れていって改善するしかなさそうです。6~7月は期末試験の期間を除き、手計算や原稿等の作成を行っていましたが、各種締め切り間際は毎回大変でした。
7月末くらいから発表の準備を始めました。最初の発表練習は、スライド未完成の段階でしたが、本番2週間前くらいにオンライン上で行いました。練習は毎回、金川先生お一人に聞いて頂き、質疑応答の練習まで行います。理由は分かりませんが、後にも先にも、最初の練習時が一番緊張しました… 本番1週間前くらいにスライドを作成し終えて、その後はひたすら練習しました。本番前日まで4日連続で練習を入れて頂きましたが、私は元々かなりの緊張しいで、人前で話すことが非常に苦手なので、複数回練習を入れて頂き有難かったです。
本番は、オンラインとはいえかなり緊張しました。これまで、混相流シンポジウムも含め計2回発表しましたが、やはり質疑応答が難しく、失敗した部分が多々あったと感じています。発表自体は練習を重ねれば何とかなるとは思いますが、質疑応答は中々そうはいかないと思います。練習時から、金川先生に「質疑応答は尋問ではない」とアドバイスを頂いていましたが、質問者の先生と討論をする位の気持ちでやらなければいけないと感じました。
また、次回の発表時には、数値計算による波形を載せたいと思いました。金川研はあくまで手計算メインの研究室だと思いますが、対象が「波動」なので、やはり何かしらの波形は欲しいところです。最近、研究室の同期に、(私が一方的に教えてもらっているだけの)勉強会を開いてもらうなどして、概要は分かってきましたが、自分でコードを書けるようになるには時間が掛かりそうです。波形が描ければ発表もかなり充実すると思うので、次の発表までには何とか完成させたいところです。
自分としては、学会参加自体が一つの目標だったので、それが達成できてよかったです。受賞は、金川先生の(非常に)熱心なご指導のお陰ですし、その時々の運も絡むものなので、一喜一憂し過ぎるのは良くないと思いますが、素直にとても嬉しかったです。これが最初で最後の受賞にならないよう頑張ります(加賀見)。

金川研日誌(6/3)

配属後約4カ月たったB4に日誌を書いてもらいました(金川)。

履修している授業は現在すべてオンラインで実施されていますが、感想としては、極めて快適です。研究に関しても、今のところ特に支障は無いと感じています。普段は主に、手計算と週1回の打ち合わせを行っていますが、自宅で問題なく行えています。打ち合わせ以外にも、普段から金川先生に非常にこまめにレスポンスを頂けるので、とても有難いです。
 
しかし、学会参加については、少なからず不安を感じています。今年度、学会はオンラインで実施されるものが多いようです。私はオンライン学会どころか、通常の学会すら一度も参加したことが無いので、オンラインでのプレゼンテーションがどのようなものになるか、皆目見当も付きません。とにかく、この状況が永遠に続くのは色々としんどいものがあると思うので、少しでも早く元の生活に戻ってほしいものです。
 
最後に研究の進捗について、かなり前の話になりますが、約1か月ほど計算を進めていたとある研究テーマが、芳しい結果が出そうにないという事で、保留になってしまいました。
残念でしたが、このテーマを進めているうちに、研究の内情を把握できたので、プラスにはなったと思います。
現在は、新しいテーマで計算を進めています。また、TeXの使い方を練習しています。まだ知っている機能は少ないですが、思っていたよりは使いやすいという印象です。出来上がりも綺麗になるので、気分が高揚します。
今後は、現在の研究テーマについての知識を深めつつ、数値計算に取り組んでいくことになるかと思います。[B4]

国際学会(サンフランシスコ)参加記

サンフランシスコにて行われた日米韓合同機械系流体工学会議(ASME-JSME-KSME Joint Fluids Engineering Conference、2019年7月28日から8月2日)にて,金川研から,M2が2名,M1が2名口頭発表を行った.また,金川先生が1セッション座長を務められた.

成田とサンフランシスコの往復は台湾経由のフライトだった.筆者は国際線には相当数乗っているが,EVA航空は機内食はかなり美味しい部類であった.しかし,視聴できる映画の種類が少なかったのは残念だった.

サンフランシスコには日曜日夕方に到着し,市内までは地下鉄で移動,ホテルは最寄駅から徒歩10分以内とアクセスは非常に良かった.今回は学年ごとの2人部屋となったが,ヒルトンを安く予約できたとのことで,部屋のクオリティは非常に高かった.ホテル内にはレストランや売店があり,利用しなかったが無料のトレーニングジムやプールもあった.

筆者とM1の1名が月曜日午前,M1のもう1名が月曜日午後,M2のもう1名が火曜日午前に口頭発表を行った.M2の2名は2回目の国際学会ということもあり,前回(ISNA、非線形音響学国際シンポジウム@サンタ・フェ@米国、2018年7月)よりも落ち着いて発表出来た.また,前回よりも日本人の割合が多いためか,拙い英語にも丁寧に対応してくれる方が多く,発表しやすい印象を受けた.質疑においても,筆者は前回うまく答えられず苦い思いをしたが,今回は自分の考えをしっかり述べ,国外の研究者と議論を交わすことが出来たと感じており,研究内容の発展という意味でも自身の語学力向上という意味でも,大きな糧になったと感じている.一方,初の国際学会を経験したM1の2名は,発表はまずまずの出来だったが,質疑は大変苦労していたようだった.質問内容としては想定の範囲内のものだったと思うので,発表だけでなく想定される質疑の回答もしっかり準備し,次の国際学会の成功に活かしてもらいたいと筆者は願っている.

各々の口頭発表のセッション以外は完全に自由行動であった.筆者は月曜日は1日学会会場で過ごし,火曜日は単独でサンフランシスコ市内を散策,写真を撮ったりお土産を買ったりして過ごした.米国に住んでいた経験のある筆者にとっては,現地人との交流やスーパーマーケットの散策は非常に懐かしさを感じるものだった.他の学生も各々サンフランシスコの街を楽しんだようだった.夕食は学生4名で(金川先生は腹痛のため辞退)ステーキを食べに行った.ボリュームはさすが米国といった感じで,味は非常に美味しく筆者はペロリと完食した.他の3名はそのボリュームに白旗を上げたが,米国のレストランは食べ残しを持ち帰ることができるTo-go Boxがほぼ必ず用意されているので,持ち帰って翌日の朝食にしたようだ.帰りのフライトが木曜日の深夜1:20だったため,水曜日はホテルをチェックアウト後,学生4名でFisherman’s Wharfという観光スポットへ.名物のClam chowder in breadを昼食に食べ,その後Pier 39というディズニーシーのような雰囲気のショッピングモールを散策して買い物を楽しんだ.学生で集まって遊びに出掛けることは今までなかったので,非常に新鮮であり,純粋な海外旅行として4名全員サンフランシスコを楽しんだ.

深夜発のフライトということもあり夜は時間を持て余したが,学生4名がかなり早めに空港に着いた中,ホテルを遅めに出た金川先生が地下鉄を乗り間違えるハプニングが発生.金川先生の焦りがLINEを通して伝わってくる中,搭乗口の目の前のソファーでくつろぐ学生4名.圧倒的な温度差に笑いつつも先生をフォローし,無事5名で帰国の途に着いた.(文責:ヨシタカ(M2))

金川研日誌(20190723)

(1) 院試の打ち上げが先生行きつけの居酒屋にて催されたのでこれに参加した。
居酒屋の料理は和食がメインで大変美味であった。 特に豚の角煮がトロトロで美味い。
飲み会では血液型の話が持ち上がった。先生は占いは信じないが血液型の話は別で興味があるとのこと。まず先生の血液型は何かという話になり、自分は研究姿勢などを見るに几帳面な△型だと思っていたが◇型とのことで瞠目した。先生曰く私生活は大雑把とのこと。その後は研究生の血液型を先生が当てていくゲーム(?)で盛り上がった。他に先輩方の推薦の話やルー大柴などの話をして盛り上がり 、最後にお約束ではあるが、先生がデザートを召し上がって会はお開きとなった。 (文責: 院試受験生a, 一部金川が改変)


(2) 7月23日、某所で飲み会が行われた。

人数は7人程度と前回に比べると少なめだった。学会が近いらしく、何人かの先輩方はその準備に精力を注いでいるとのこと。

前回とは違い座敷のお店で、高身長の先輩がやたら窮屈そうに足を畳んでいたのが印象的だった。

枝豆の塩茹でから始まり、茄子のおひたし、ゴーヤチャンプルー、お刺身、天ぷらなど色々出てきたが、どれも美味しかった。

先輩方はそれに加えて、色々なお酒を楽しんでいた。私はアルコール類が飲めないのだが、この料理を肴にして飲む酒はさぞ美味いのだろう。

おそらく「食事の席あるある」なのだろうが、みんな料理の最後の一口を食べるのを躊躇うものである。皆、半分程度だけ残して食べるので、半分の半分の半分の…と最終的にめちゃくちゃ小さい食材の破片が皿に残る。そんな最後の一口も、関係なしに私が食べ尽くした。

(今思えばかなり図太いことをしていた感もあるが、それくらい美味しかったので仕方がない。それに加えて先輩方も優しいので、手を伸ばしてしまったところもある。)

大学院入試の話になったが、・・・・・院試の話題は一瞬で終わった。

他の話題というと、血液型の話だろうか。金川先生が徐ろに「みんなの血液型を言い当てる」と言い出した。「2回以内で言い当てる」と仰っていたが、(2回以内なら5割であたるのでは?)と思った。しかし、3人連続で2回以内で当てていたので、確率としては1割程度で案外凄いのかもしれない。

金川先生は、皆*型っぽいと思っていたようだったが、個人的にはむしろ『金川先生から「*型っぽさ」が、私も含め皆に伝染っている説』を推したい。(やはり、研究室の学生は、気質が大なり小なり指導教員に似る気がする。)

そういえば、近くの席で飲んでいる女性が「質量保存則が~」という、およそ飲みの席ではそうそう出まい発言をしていたのだが、さすが流体力学を扱う研究室と言うべきか、先生含めほぼ全員そちらの方に興味を示していた。しかし一体どういう流れで質量保存則の話になったのだろうか、謎である。

そんなこんなで夜も深くなり、飲み会はお開きになった。いつも通り金川先生が多めに負担してくださり、それに加えて、大学院入試組の私と4年生2人にはさらに安くしてくださり、1000円だけ払った。(金川先生、ありがとうございました。)

相変わらず落ち着いたカジュアルな雰囲気の飲み会で、とても楽しかった。次回の飲み会はいつだろうか。今から楽しみである。 (3年生:2019年8月12日掲載)

学会参加記

4年生を学会見学に派遣させ、感想記を書いてもらいました。


北海道大学で6月28日から開催された理論応用力学講演会に学会見学というかたちで参加した。
講演内容を理解できるものはほぼなかったが、学会の雰囲気を体感できた。また、どのような発表(話し方、スライド)がよいのかを学ぶことができたので、今後発表するときに生かしていきたい。
先輩方の発表の打ち上げとして飲み会が開催された。開催地が先生が大学時代を過ごされた北海道大学ということもあり、周辺のグルメを教えて頂いたり、なぜか飛行船実験での話で盛り上がった。いつものように金川先生が多く出してくださった。ありがとうございます。ちなみに先生は食後によつ葉にアイスを食べに行かれ、翌日も新千歳空港でアイスを4,5個食べたらしい(4年生: A君)。


理論応用力学講演会が北海道大学にて6/28ー6/30に執り行われ、B4は6/29から学会見学という形でこれに参加した。学会は今回が初めてで発表内容が理解できるものは数少なかったが、発表者のプレゼン方法は今後自分が学会発表する上でかなり参考になった。また、質疑応答では自らの研究発表の弱点を知り尽くしていないと上手に答えられないことが分かった。 
2日目の昼に先生行きつけのスープカレー屋で本場のスープカレーを初めて食べたが、野菜が特別に美味しかった。 
その夜に札幌駅近くの居酒屋において先輩方の学会発表の打ち上げが執り行われた。海鮮料理が主に出てきて総じて美味であり、先生、先輩方が学会、北海道情報などを話して下さりとても面白いものでした。 
3日目は午前学会を見学した後、各自搭乗するまでの時間は自由行動ということだったので、南平岸の辺りを1人ぶらついて北海道を後にした。(この時の他の先輩方の行動は総じて特徴的であった。)  (4年生: B君)

研究室日誌(5月31日)

とある居酒屋にて、B3の私が配属されて初めての飲み会が行われた。ほとんどの先輩方が参加していた。いつもの飲み会の参加率は分からないが、もしかしたら私との顔合わせという裏の趣旨があって、参加率が高かったのかもしれない。(メンバー全員でゼミを行う、みたいな事がないため、同じ所属ではあるが、普段は顔を合わせる機会がほぼない。)
‪皆で食べたいものを決めて注文するスタイルだったが、私はこういうものに不慣れだったため、先生と先輩方に任せることにした。‬‪結果は大正解。注文してくださった料理全てが美味しかった。特に牛肉の角煮が最高だった。(今度、友人と一緒に行こうか…)‬どうやら既に何回かこの居酒屋で飲み会をしているらしく、ある程度メニューを把握しているようだった。
‪その後、今やっている映画やドラマの話で盛り上がった。‬また、M1の先輩方は、院の科目の情報共有などもなさっており、”飲み会の席で勉強の話はNG”のような変な暗黙の了解みたいなものもなく、自由に話したいことを話しているような印象を受けた。
楽しい時間も束の間で、解散時刻になった。会計のとき、会計票を見て、金額の高さに驚いた。(あれだけ美味しいのも納得がいく。)だが、金川先生がかなり負担したため、一人あたりはかなりリーズナブルな金額になった。私に至っては、初回ということもあり、全額金川先生に負担していただいた。(思い返すと、ちゃんとお礼を言っておりませんでした。ありがとうございました。)
‪私だけ初対面だったので緊張していたが、互いに必要以上に気遣ったりしない、カジュアルな雰囲気の飲み会だったため、居心地がよく、楽しいひと時を過ごすことができた。また、機会があれば参加したいと思う。‬

金川研日誌のはずが、終始、私個人の日記になってしまった…。これを研究室日誌と呼んでよいのかはかなり怪しいが、きっと金川先生は許してくれるだろう…。(文責:B3)

金川研日誌_2019年5月16日

2週に1回程度しか開催されない昼食会にもかかわらず、自分一人しかおらず危うく中止となるところであったがM1の先輩がいらっしゃり無事開催された。かなり静かな会となったが、院試などについてお話を聞くことができた。
理論流体力学・熱力学研究室という名前ではあるが、自分は機械力学(はりの振動)の研究をすることとなった。固体、振動、材料あたりの理論系研究に興味のある人は大歓迎です(たぶん)。詳しいことは金川先生に聞いてください。(文責:B4)

研究室日誌_4月2日

昼にはゼミ、夜には飲み会があった。
ゼミはB4で金川研に所属していた現M1の2人の研究に関する発表を聞き、先生が適宜解説を挟むというものだった。B4、M1が参加した。先生が「○○さんの研究ではここを使う」などと名前を出して解説してくれるため、今後の研究に必要なものがわかりやすかった。もともと自分は別分野の研究室に所属しており流体に関しては完全にザコなので、今後どのような面から研究を行っていくかの参考になった。あとゼミといってもサクサク進んでサクッと終わる。
夜は、魚が美味しい居酒屋で飲み会があった。店にいく前から非常にお腹がすいてしまってたけれど、先生が事前の予約の際に刺身とぶりしゃぶを頼んでくださっていたお陰ですぐに刺身にありつけた。最高。ぶりしゃぶも非常に美味。刺身などはじゃんけんをして順番にとっていくテーブル、平和に各自好きなものを自由にとるテーブルがあった。先輩が先に料理を取る、というような年上に気を使う雰囲気はなかった。
その他の料理を注文する際に、先生がメニューについて本当に詳しく質問していて、店員さんがタジタジになっていた。注文についても自分が食べたいものを言えばおそらく金川先生が頼んでくれそう。たぶん。先生は大葉が苦手だそう。
飲み会ではみんな自由な話をしており、決して先生やM2にへこへこすることはない。就活や履修など真面目な話題についても聞けば先生や先輩が教えてくれる。さすが人生の先輩。
落ち着いた人が多いのでたくさん飲むとかそういう雰囲気ではないが、全然喋らなくてお通夜な雰囲気ではなく、元気でうぇーいって感じの人が今後入ればそれはそれで面白いような、そんな印象があった。(新入り並みの感想)
お代は本当にめまいがするほど高額だったが先生にほとんど出していただいた。本当にありがとうございます!!!!!(今度お肉とかも食べたいです!!!!!)
支離滅裂ですみませんが日誌でした(新M1-A,4月20日掲載)。


4/2に新年度初めてのゼミを行った(主に新メンバー向け)。M1(旧B4)の2名が卒論の内容で発表を行い、金川先生が重要事項を板書する形で進めた。M1は特に話し方が上手く、非常にわかりやすい発表であった。ゼミはサクサク進み、テンポよく休憩もはさみ、質疑応答も含めて2時間ちょっとで終了した。全員が集まるゼミは1年に1回のみで、今後は先生との1対1の打ち合わせで研究を進めていく予定である。
ゼミの後は、M2の先輩も交えて、天久保2丁目の海鮮居酒屋豊しんで飲み会を行った。刺身やてんぷらなど、どの料理も非常に美味しく、特にぶりしゃぶが絶品であった。今年度は人数が多いため様々な話で盛り上がり、4時間ほどで解散となった。深く考えずにたくさん注文してしまったため、なかなかの値段となったが、金川先生が多く出してくださった。ありがとうございます(新M1-B,4月9日掲載)。

学会参加記

10月17、18日と京都大学数理解析研究所での非線形波動の研究集会に参加し、私の行っている卒業研究の途中経過を発表した。 私にとっては初めての研究発表であり、緊張や不安しかなかったが、事前のスライド作りや発表練習などで、金川先生のアドバイスを多数もらえていたために、発表自体には大きな失敗はなかったと思っている。しかし、質疑討論では、聴講者だった先生方からの質問に対して、ちゃんと答えられたものはほぼなく、金川先生の助け舟に頼り切ってしまう部分が多く、自分の研究内容や、金川研の研究背景に対する知識の少なさや理解不足を痛感した。 今回の研究発表に参加したことで、上述の理解不足を認識できた他、4年生の現段階で研究発表を行ったことがあるという経験が、卒業研究に対するモチベーションをかなり高めてくれたので、今後の研究により邁進していきたいと思う(4年生A)。

学会参加記

学会見学に参加した4年生による参加記を掲載します。

8月8日に東北大学 青葉山東キャンパスにて日本混相流学会主催の混相流シンポジウム2018が開催されたので、M1の1名が学会発表、B4の2名が学会見学ということで参加した。
私にとっては初めての学会見学ということもあり、講演内容を理解できるものは多くななかったが、学会というものがどういうもので、どういう流れで進められるものなのか、どのような発表だと聴いている人の興味を引き付けることができるのかを学ぶことができ、今後私が学会発表で参加するときの参考になった。
2日目は台風の影響で学会が中止になってしまったので、1日だけの参加だったが、多くを学ぶことができ、有意義な学会見学だった。

 8月8日から3日間に渡って東北大学で混相流シンポジウムが行われた.M1の先輩1名の発表に付き添う形で学会の見学を行った.
今回は発表はしないものの,学会なるものに初めて参加したが,普段から理論解析での研究を行っている自分にとって,普段全く触れない数値解析系や実験系の研究の講演を聞けたことは大きな収穫であったと思う.
また,“混相流”という分野の守備範囲の広さゆえに,普段自分が扱っている気・液の二相流だけでなく,固・気の二相流や固・液・液や気・気・液の三相流の研究の講演を聞くことができ,自分の研究に直接的には関係することはないかもしれないが,改めて自分の研究のフィールドの広さを実感した.
今回の学会でとりわけ多く見られたのはウルトラファインバブル(UFB)に関する研究だった.UFBに関するもので聞くことができた講演はどれも産業応用を念頭に置いた実験的研究に関するもので,UFBに限らずデータの積み重ねによる経験則的な研究も数多く存在することを知った.
その一方で理論的な予測から数値的あるいは実験的な解析を行っている研究もあった.自身が行っている研究もこのように発展していくと思われるため,非常に面白く感じたし,また研究を進めていくうえでも大いに参考になった.
また技術的な話になるが,講演をしている方の話す速さや,間合い,質疑応答の受け答えの仕方など,今後自分が学会発表をしていくうえで参考にできそうなテクニックも取り入れることができた.
今回の学会見学を通して,多くの研究や,研究者どうしのやり取りを目の当たりにして,自身の研究に対するモチベーションがさらに上がった.今後来たる学会発表を見据えて,より精進したいと感じた.