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ターボ機械協会・小宮賞

金川が一般社団法人ターボ機械協会の第35回小宮賞(若手奨励賞)を受賞しました(2022年5月13日)。

同賞は、同会個人会員のうち40歳未満の若手研究者を対象とするものであり、同会表彰委員会の審議を経て、毎年1名に授与されるものです。受賞者には、流体工学および流体機械の研究奨励を目的として、小宮荘次郎氏(株式会社ミツヤ送風機製作所社長)からの寄付金に基づく小宮研究助成金(70万円)が授与されます。

今後も当該分野の研究に励みます(2022年5月18日 金川哲也)。

応用物理学会 Highlights papers in 2021

菊地勇成(2021年度金川研M2)の下記論文が、応用物理学会(JSAP)の Highlights papers in 2021 (Highlights of 2021) に選ばれました(2022年3月付)。

Highlights papers of 2021 は、当該学会の Editorial team によって、昨年2021年に出版された論文の中から、highlight the scientific quality of research を示す論文に対して選ばれるものです。

Japanese Journal of Applied Physics に 2021年に掲載された771編の内11編(1.4 %)が選ばれました。

当該論文は、Spotlights 2021 にも選ばれており、また出版後約1年で11,330回のダウンロード回数があります(2022年5月15日時点)。


対象論文:Kikuchi Y.; Kanagawa T., “Weakly Nonlinear Theory on Ultrasound Propagation in Liquids Containing Many Microbubbles Encapsulated by Visco-Elastic Shell,” Japanese Journal of Applied Physics, Vol. 60, No. SD (2021.5), SDDD14.

金川研日誌

配属された新B4に日誌を書いてもらいました(金川)。


こんにちは。私は現在B4で、今年度から金川研に配属されました。私の現在までの研究活動について少し紹介させていただきます。

まず、金川研への配属は2月中に決定し、テーマの大筋も4月頭までにはほぼ決定していたという状況でした。
テーマについては、ざっくりと述べると、先行研究の理論では考慮していなかった効果を新たに導入する、といったようなことを主に行っていて、論文を読むことで研究動向等を調査したり必要な知識を得たりしつつ、ある程度数式変形の見通しが立てば手計算を試みる、などを行っています。
また、週一回を目安に、金川先生との面談を行います。その際、前回の面談からの進捗を報告し、指摘や助言を頂いたり、不明点について相談に乗って頂いています。

配属当初は過去の論文のフォローや論文検索がうまくゆかず(論文検索については現在でも効率良く行えるようになったとは言えませんが…)、一つ一つのタスクを相当の時間をかけて進めていました。この点については、研究活動を始めて数ヶ月経過し、徐々に慣れ始めてきたという様子です。

金川研は理論メインの研究室でゼミ等も存在しないため、そういったことで時間を拘束されることがなく、ある程度スケジュールを自由に組むことができる、というのが私には合っていて、現時点では研究と日々の生活をバランスよく両立できていると思っています。

その一方で、私自身が研究室に通っていないからというのが理由でもあるのですが、研究室の先輩方や同期とのコミュニケーションが希薄になりがちというのがあって、せっかく研究室に所属したのだから研究室の方々とお話ししたいという思いがあります。
現在までは全て自宅で研究作業を行ってきましたが、試しに研究環境を変えてみるというのも兼ねて、少しずつ研究室に通うようにしたいですね(B4)。