筑波大学の工学システム学類(学部)と構造エネルギー工学学位プログラム(大学院)で金川が担当している講義の資料を、以下に、pdfで公開します。随時更新予定です。これまでも、講義資料は検索すれば見つかったようですが、HP同様、整備・整理中です。

一般的な定義・流儀と異なる箇所が少なくないですが、名言・明記の上で使っています。対応する講義科目や講義担当経緯などを付記しています。いずれの資料も、講義では扱わない項目も多いです。試験問題は講義(板書)で扱った箇所のみから出題しています。

Twitterで講義板書画像と試験問題を掲載しています(筑波大生向けにはmanabaで全データを電子公開済み)。


  • 熱力学(3単位):2014年の着任から継続担当し11年目。資料は、2015-17年頃に脱稿し、その後は軽微な修正を重ねている(初年度は簡易な資料しか作成できず)。2014年度から19年度までは「熱力学I(2単位)」と「熱力学II(1単位)」で、いずれも環境開発・エネルギー工学主専攻で開講(計3単位必修時代)。2020年度以降現在までは「熱力学基礎(1単位、2年春AB、工シス学類必修)」と「応用熱力学(2単位、2年秋AB、エネルギー・メカニクス主専攻)」の形態へ変更となり、前者では6章までを、後者では7章以降を扱う。最近は小テストの形態を変更したためか、180分ほど時間が余ります。現状の資料は、熱力学的平衡条件で終えていますが、相平衡、化学平衡、熱力学不等式などを書き足したい(講義内容に入れたい)とは思っています。
  • 流体力学(2単位):2023年度から担当の「応用流体力学(2単位、2年秋AB、エネルギー・メカニクス主専攻)」に相当。資料執筆の時間が取れず、現在は板書メインで進めていますが、資料化を目指しています。連続体力学と流体力学の基礎方程式系の完全な習熟が講義目標です。
  • 応用数学(1単位):2016年度から担当し9年目。内容はFourier解析。資料は2016-17年に脱稿し、その後は軽微な修正のみ。2016年度から18年度までは「応用数学(3単位、環境開発・エネルギー工学主専攻)」の前半の1.5単位のみを担当(後半は偏微分方程式(現カリキュラムの応用数学B))。2019年度以降現在までは「応用数学A(2単位、学類共通)」の後半の1単位のみを担当(前半はLaplace変換)。2016年度時代にはLaplace変換(資料5章)も教えていました。現状、例年、75分ほど時間が余るため、応用トピックなど、何かを入れたいと思い始めています。資料掲載の計算問題は講義内では割愛しています。
  • 気泡力学(大学院):2015年度から現在まで「混相流工学」の20コマ中4コマを担当。2015-16年度に脱稿したと記憶。大学院講義の趣旨も鑑みて、そろそろ別の講義内容(混相流のモデリング、平均化方程式、非線形波動、医療応用など)を検討中です。
  • 他の担当授業:掲載可能な資料はありませんが、3年生の学生実験(2014-18年度:応用実験「飛行船」、19・20年度:専門実験「熱」、21年度以降:専門実験「沸騰伝熱」)、3年生の総合科目等を担当しています。