機械学会関東学生会学生員卒業研究発表講演会において、学生優秀発表賞を受賞した学生2名にコメントを書いてもらいました。
この度はBest Presentation Awardを受賞させていただき光栄に思います。このような賞をいただけたのは、指導教員である金川先生の熱心な指導と様々な幸運が重なったおかげだと認識しています。
まず、1月に行われた鮎貝さん(当時D3)の博士論文聴講会を聞くことが出来たのが大きかったように思われます。この発表が本当に素晴らしく、発表の正解を得ることが出来たように感じました。しかし、学内での卒業論文発表会では準備時間が短かったのもあり、全く納得のいく発表をすることが出来ませんでした。その後、先生の勧めで詳しい反省を行っていき、発表スライドに関してもほとんど0から作り直すことを行った結果、少し納得のいくものが出来上がりました。発表本番は練習のときより早口になってしまい、練習の成果を十分に発揮することは出来ませんでしたが、運もあったのか審査員の方々の印象に残ることが出来たのかもしれません。受賞できたことは嬉しかったですが、運の要素が強かったことは自分自身でも自覚しているので、今後も慢心することなく励んでいきたいと思います。(2024/5/2 福屋智大)
このたび、関東学生会第 63 回学生員卒業研究発表講演会にてBest Presentation Awardをいただき、大変うれしく思います。日々、指導してくださる金川先生や多くの面でお世話になっている研究室の皆様に感謝申し上げます。
ここでは、学会発表の準備や練習などでどのようなことを学ぶことができたかをお話させていただきます。発表までは、発表スライドを作る、実際に声を出して発表練習をするということを主に行いました。スライドを作る段階では、自分で作成したスライドを先生に見てもらい、アドバイスをもらって直すというやり取りを何回か行いながら大体の話の流れを整えました。(こちらの学会に限りませんが、)先生には、10分の発表で研究のすべてを分かってもらうのは難しいので、聴衆がなんとなく理解し、発表後に原稿を見たくなるような内容にする必要があると指導を受けたことがありました。ですので、イラストを使い、頭でイメージしやすいようなスライドになるように心がけました。また、発表時に、スライドのどこに聴衆の目線を向けさせたいのか、そのためにどんなスライドを作るのかということの指導をいただきました。具体的には、アニメーションを使って聴衆の視線をある箇所に集中させたり、文字列を枠で囲うだけでも情報の区分けができてわかりやすいスライドになるということを学びました。
スライドが大体できた段階から、実際に発表練習を行いました。練習では、発表と質疑の両方を想定して、より本番に近い形で行いました。発表の中身はもちろんのこと、声の出し方や速度、抑揚など、より魅力的な発表になるために様々なアドバイスをいただきました。正直言うと、グサッとくるものもあるので発表練習のときは割と緊張していました(笑) しかし、指導の中身は客観的で自分では気づけない点も多々あり、アドバイスをしっかり吸収しさらに練習を重ねると自分でもうまく発表できてきている実感がありました。また、発表練習をただひたすら行うのではなく、それを録音して自分でも聞いてみたりすることで客観的な視点から改善点を見出すことができました。
このようにして発表準備を行いました。本番では練習通りの発表をすることができましたが、もちろん反省点も多く残ります。今後は、より良い研究や発表ができるようさらに努力し、成長していきたいです。(2024/5/1 荻真優子)