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学生視点の金川研紹介’23(1)

B4の学生に紹介文を書いてもらいました(金川)。


2023年の4月に金川研に配属されたB4です。2024年以降も筑波大学の大学院生として金川研に残る予定です。今回は私がこの研究室に約9か月在籍してみて思ったことを書いていこうと思います。

・4月~9月ごろ
配属されてすぐはまず研究を進めるための基礎的な勉強を行いました。論文を読み、金川先生と週1回対面での指導を受けながらどのような研究を金川研では行っているのかを学んでいきました。2か月ほど経ち基礎的な知識が身についてくると自分のテーマが与えられその研究を進めました。テーマと関連がありそうな論文を見つけてきて自分の研究に論文の内容をうまく落とし込むというのを行います。ここでも週1回先生との面談を行い、定期的に進捗を報告します。自分はテーマが与えられた後たまたま成果がでたので、9月の学会発表に参加することになりました。8月は自身の研究内容を記述する原稿論文の作成と提出をして、9月は発表スライドを作成しつつ発表練習を行い、9月下旬に学会で発表を行いました。
ここまでで感じたことは学会に出ることの大変さと自分の勉強不足です。私は手計算で式の変形を行うのが好きなほうだったので、最初の基本的な勉強の段階から式変形ばかりをしていて、式が何を意味していてどんな現象を対象としているのかはあまり考えていませんでした。式変形だけ理解が進み、なおかつ先生や先輩の指導もあり早めに成果が出たのですが、その結果の物理的な意味や直感的な理解は何もできていませんでした。学会に参加することになり、自分の研究を知らない人たちに説明することになったとき、式変形の話ばかりしていても短い発表の中で理解するのは難しいので、物理的な意味や直感的な説明はとても重要であると学んだのですが、自分にはそれを説明できるだけの知識がなく、自身の勉強不足を痛感しました。学会までの時間はそこまでなかったので、改めて学びなおすのは大変でした。また学会発表ではスライドの作り方や発表の仕方をたくさんの指導のもと1から勉強したのですが、聴講者の前提知識や見え方などを考えて作るのがとても難しかったです。

・10月~12月ごろ
10月以降は学会の時にいただいた意見を参考にさらに自分の研究を深めるということに注力しました。たくさんの論文から情報を得て自分の研究に合うものを探しました。12月からは方向性が決まり、具体的な式計算を行ったり得られた結果の意味を考察したりしました。
この期間で感じたことは情報を得ることの難しさです。先生もすべてを知っているわけではないので基本的には論文を読むことで情報を得ます。論文は英語で書かれたものが多いため、探すときは英語で探すのですが、検索でひっかかるように日本語のキーワードを英語のキーワードに変換して、実際に中身を読んで理解するのは自分の想像以上にカロリーを必要とし大変だなと感じました。理由としては論文には式変形や必要とする前提知識を詳しく書いておらず、必要に応じてさらに引用されている論文を調べたり、教科書や参考書を読み漁ったりしなければならないからです。(単純に英語が苦手という理由もあります)ただおそらく金川研の場合は実験や解析がメインではない以上これが普通なのではないか、つまり研究の時間の大半は論文を読んで情報を得ることに費やすことになるのは当然だなと思いました。

・全体を振り返ってみて
配属される前は金川研の先輩方はみなさん優秀だし、入れば私も優秀になれるのではないかという甘い考えで希望したのですが、もちろん現実はそこまで甘くありませんでした。今一番感じているのは「先輩方の努力は本当にえげつないな」ということです。金川研の数々の華々しい成果の裏には先輩方の計り知れない努力があり、その成果を近くで見て、先輩方と直接話ができるというのはとても貴重なことであり、いい刺激がもらえるなと思います。また先生も生徒たちが研究を有意義なものにするために全力サポートをしてくださっていて、先生の手助けなしではこのようなたくさんの成果は得られなかったのだろうなと思います。しかし一番大事なのは自分で考えて自ら進んで行動してたくさんの努力をすることだと改めて学びました。最近は先生もかなり多忙なようでより一層自分で努力することが求められている気がします。コアタイムやゼミがないため、ほかの研究室に比べて縦のつながりが少ないかもしれません。一人で研究を進めるのは大変ではありますが力はつくと思います。ですが、先生もきちんと自分の意見を伝えれば親身になって答えてくれますし、今年から参加任意の飲み会も開催され縦のつながりもうまれやすくはなっています。まあ結局は自分の頑張り次第ということですね。私も金川研の一人として先輩方のようになれるように精進してまいります(B4)。