学位記授与式・学生表彰
2023年3月24日、金川研から7名(M2の3名、B4の2名、B3の2名)が修了・卒業しました。
全学卒業式において、長谷川建(B4)が工学システム学類総代を務めました。研究群学位記授与式において、加賀見俊介(M2)が構造エネルギー工学学位プログラム代表者を務めました。
12件の表彰がありました:
[修士]- 日本機械学会三浦賞(加賀見俊介・川目拓磨)
- システム情報工学研究群長表彰(加賀見俊介・川目拓磨)
- 構造エネルギー工学学位プログラム長表彰(田中克典)
- 筑波大学校友会江崎玲於奈賞(加賀見俊介)
- 学長表彰(学修)(Quoc Nguyen Nam)
- 副学長表彰/大学院進学奨励奨学金(長谷川建)
- 理工学群長表彰(長谷川建)、SICE優秀学生賞(Quoc Nguyen Nam)
- 日本機械学会畠山賞(長谷川建・邉見和史)
おめでとうございます。
Phys. Fluids (異方性シェル気泡)
川畠稜輝(M1)の論文が Physics of Fluids (IF_2021 = 4.980, IF_5year = 4.534; Mechanics で 15/163 (Q1), Physics, Fluids & Plasmas で 3/37 (Q1); CiteScore = 5.7) に採択されました(2023年3月18日付)。
フランス Sorbonne Université の G. Chabouh博士との国際共同研究成果です。異方性を有するシェルで覆われた気泡群の非線形音響特性を理論的に調べました。発展課題として、超音波診断応用上有益な、減衰の抑制と非線形性の増強を両立可能な異方性のパターンはありうるか等を、目下検討中です。
第2回数理の交差点
第2回数理の交差点において、金川が、以下の講演を行いました。
2023年3月23日木曜14:10 — 14:40
題目:混相流体力学と超音波医療に関連する非線形波動方程式の数理物理
要旨:多数の気泡を含む液体中を伝播する超音波の弱非線形発展過程を記述する非線形波動方程式(KdV 方程式や非線形Schroedinger 方程式) ,およびその解としての衝撃波や(音響的な) ソリトンの数理物理を述べる.また, 最近盛んに研究がなされている, 超音波医療応用(強力集束超音波による低侵襲的な腫瘍焼灼や超音波造影診断用の脂質膜で覆われた気泡のモデリング) に対する数理物理的側面からのアプローチにも触れる.