修了式・卒業式/学生表彰
2021年3月25日、金川研所属の、M2の5名、B4の2名が、それぞれ、修士(工学)、学士(工学)の学位を授与されました。
卒業生の7名全員が、表彰されました:
- [筑波大学学長表彰] 鮎貝崇広(M2), 加賀見俊介(B4)
- [筑波大学副学長表彰/大学院進学奨励奨学金] 加賀見俊介(B4)
- [日本機械学会三浦賞] 鮎貝崇広, 亀井陸史(M2)
- [システム情報工学研究科長表彰] 亀井陸史(M2)
- [構造エネルギー工学専攻長表彰] 藤本あや(M2), 前田泰希(M2), 谷田部貴大(M2)
- [工学システム学類長表彰] 川目拓磨(B4)
学位記授与式において、鮎貝崇広が構造エネルギー工学専攻博士前期課程の総代、加賀見俊介が工学システム学類の総代を務めました。
Phys. Fluids掲載(Yatabe et al., 2021; Featured Article)
2021年3月17日付で、谷田部貴大(M2)が筆頭著者の論文が、米国物理学協会発行の Physics of Fluids (IF=3.5, SJR=1.4, SNIP=1.64, SC=4.9) 誌に掲載され、Featured Article (Journal’s Best) に選ばれました。[筑波大学HP]
気泡の並進運動が圧力波の非線形性を増加させ、気泡に働く抗力が圧力波の散逸を招くことを、初めて理論的に示したものです。さらに、抗力による散逸は、音響放射による散逸とは異なるメカニズムであることを、長周期数値解析によって示しました。現在、粘性と熱伝導を含め、粘性・熱・音響放射・抗力という4種類の散逸の比較を進めており、続報も Phys. Fluids 誌より出版予定です。
日本機械学会若手優秀講演フェロー賞
亀井陸史(M2)が日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました。
対象講演は、日本機械学会熱工学部門主催の熱工学コンファレンス2020における口頭発表「気泡流の熱伝導の温度勾配モデルが非線形圧力波に及ぼす影響の理論的比較」です。
当該表彰は、日本機械学会の支部・部門等が主催する講演会において、表彰対象者の講演発表と講演論文に基づき、発表内容の有益さと新規性があり、日本機械学会学術誌に論文として投稿するに値するレベルにあり、発表と質疑応答の態度が優れており、本人が研究を主体的に行ったと判定されることなどを根拠に表彰がなされるものです。
26歳未満の会員のうち、20人に1人の割合という高い倍率で選考がなされるものです(当該熱工学コンファレンスの審査対象講演数111件に対し受賞者5名)。