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研究室日誌

12月12日に金川研の忘年会が駅前の塚〇農場で行われた.M1の就活やB4・M2の卒論の忙しさを考慮し早めに日程が決定され,8名(M1の2名が都合がつかず不参加)での開催となった.筆者は3回目の金川研忘年会だが,メンバーも増え忘年会にも盛り上がりが出てきたことは大変喜ばしい.いつもは金川先生が店員さんを質問攻めにしながら料理をオーダーしていたが,今回はコースで予約していたようで,料理はどれもおいしくお酒も進んだ.前週にサンディエゴで開催された国際学会の話題になると,早期卒業生で国際学会に初チャレンジしたB3のマイペースな珍行動エピソードが全員の爆笑を誘った.学会の出張は毎回一部の学生+金川先生で行っているが,その時のエピソードを飲み会の場で面白おかしく他のメンバーに話すのは恒例行事と化してきていて,学会参加が多いため2時間の飲み会でネタが尽きることはない.なお,今回は金川先生提案で初めて2次会が開催され(Bivi内の居酒屋),M2(筆者も)とM1が2名ずつ,計5名が参加した.筆者は(眠かったため)2次会への参加を始めは渋っていたが,1次会で席が離れていてあまり話せなかったM1の2名と2次会で結構話せたので,今後の開催も有りかもしれないと考えを改めた(筆者は3月で卒業するが).金川先生はバスの時間があるとのことで,最後にプリンを飲むような勢いで召し上がってお店を後にされた(なんと2次会代は全額出していただきました,ありがとうございます).学生4名もその後30分ほどでお開きとなり,23時頃帰宅の途についた(大変健全な研究室である).文責:ヨシタカ

国際学会参加記

178th Meeting of the Acoustical Society of America (米国音響学会秋季研究発表会)@米国カリフォルニア州サンディエゴ、2019年12月2日から6日に参加し、学生5名と金川が Physical Acoustics セッションにて口頭発表を行いました。
(金川)


12/6に行われた米国音響学会秋季大会にて発表を行うため、12/2から12/7までアメリカのサンディエゴへ行きました。
私はこれまで国外に行ったことがこれまで無かったので、飲食店で料理を注文したりバスに乗れるかなどを心配していましたが、杞憂でした。アメリカの人々はとても親切で、自分の拙い英語を理解しようと努めてくれたり、バスの乗り方を教えてくれたりしたので、安心して観光することができました。観光した場所は、海軍航空博物館、自然史博物館、人類博物館、シーポートヴィレッジ(海岸の綺麗なショッピングモール)、オールドタウン州立歴史公園(開拓時代の町並みが再現されている公園)などです。食事は、アメリカらしいものを食べたいと思っていたので、ハンバーガー、ステーキ、ブリトーなどを頂きました。アメリカの食べ物は不味い?と思っていたのですが、全くそんなことはなく、濃いめの味付けでとても美味しかったです。
自身にとっては2度目の国際学会ですが、一度目の国際学会は仙台でしたので、国外で行われるものに参加したのは初めてでした。発表会場は、大変歴史ある、ゴージャスな雰囲気が漂うリゾートホテルでした。(なんと築130年!)発表自体は2度目でしたので落ち着いて発表することができましたが、ネイティヴの英語はTOEICよりも圧倒的に早口で、質疑応答では一度で聞き取ることができずに何度も聞き返してしまいました。来年度の国際学会に向けて、リスニング力の強化が課題となりました。
発表後は、全員で近くのシーフードレストランへ行き、昼食をとりました。サンディエゴは港町ということで海鮮がとても美味しく、ムール貝やタコ、カジキなどをたくさん頂きました。ただ、先生一押しの生ガキだけはどうしても口に合いませんでした。せっかくオーダーしていただいたのに、申し訳ないです。お会計の大部分を先生に出して頂きました。ごちそうさまでした。 (学生)

学生からの金川研紹介(9)

●この研究室に合う学生
合う学生の例は、他の記事で複数挙がっているので、逆に「合わないのではないかな?」という人の例を列挙していきます。
先生の授業の様子から分かると思いますが、数式の厳密性・適切性をじっくり検討するのが面倒だという人にはたぶん向きません。そういった人にとって、日々の打合せで先生から頂く指摘は苦痛でしかないと思います。金川先生に限らず、指導教員との相性の不一致があると、研究が辛くなるだけなので、慎重に検討した方がよいと思います(これが原因で病んだ人を学外で数人知っています)。
個人プレーがメインとなる理論研究の性格上、「研究において」団結を求める人にもあまり向かないと思います。研究の大部分が個人ワークです。
また、数学的手法で理論解析を進めるので数学嫌いの人にも向きません。

●学生間の仲や距離感
今年は人数が増え、去年よりさらに活気が増したと思います。飲み会も賑やかになってきました。詳しい状況は他の記事を参照してください。

●本研究室の学内や学会での立ち位置
学会に複数件出席した限りでは、近年の流体研究は、混相流(気体と液体の相が混ざっている流体)分野においては、実験や数値シミュレーションが主流であるように感じます。その点ではこの研究室の研究課題は異端なのではないかなと思います。たぶん学会に出席したときに理論解析をしている研究はこの研究室以外にないのではないかなと思います。誰もやっていないことでなければ研究にならないはずですので、裏を返せば、流行に乗らずにオリジナルなことをやっているのだと思います。

●各種学会参加、論文投稿、受賞など
学会参加・論文投稿は極めて積極的な研究室です。他の記事に書いてある気がしますが、国内学会についてはB4のうちから派遣、国際会議についても修士は年一回以上の派遣があります。参考までにM1の間に先生から発表を打診された学会は、国内3件、国際1件です。これに加えて自ら希望して派遣してもらうこともできます。
また、論文投稿については、修士の間に査読付き雑誌1件のペースでほぼ全員書いています。また、国際会議に参加する際のプロシーディングス(ミニ論文のようなもの)も書きます。
こういった経験ができるので、発表能力や文章作成能力は格段に身につくのではないでしょうか。少なくとも自分の周りの同期は身についているように感じます。
受賞に関しては、時と場合によることがあるので何とも言えません。受賞している人もいる模様ですが、基本的に偶然性の強いものなので、この研究室に入れば何かしらの賞がとれると期待してしまうと、とれなかった時のダメージが大きいので期待はしない方がよいです。一生懸命練習して等身大の自分で臨みましょう。 (M1)

国際会議ICFDにて若手講演表彰

The 16th International Conference on Flow Dynamics (第16回流動ダイナミクスに関する国際会議@仙台、2019年11月6日から8日)にて、金川が、Best Presentation Award for Young Researcher を受賞いたしました。

同賞は、36歳未満の若手研究者の優秀講演を対象とするもので、審査対象者数110名のうち、12名の受賞者に選ばれました。[リンク(ICFD)] [筑波大学HP]