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学生からの金川研紹介’19(4)

大学院修了前のM2学生に、3年間過ごしての感想を書いてもらいました(金川)。


2年前にも書きましたが,M2になり就職活動も経験したことで,3年間金川研究室で過ごした立場からも紹介文を書かせていただきます.

1. 就職活動について

―良いところ―

金川先生の方から「就活に集中して構わない」と言っていただけたので,説明会やOBOG訪問が始まる1月の半ばから内々定が出た6月上旬までは,完全に就活に専念させていただきました.就活中は心配や悩みが尽きず誰しもが精神的に不安定になると思うので,就活に専念できるという点は金川研の大きな魅力です.また,僕はM1で多数の学会発表(海外1件,国内3件)をこなし,筆頭著者で査読付雑誌論文も書きましたが,こういった研究活動を通じて養われた「人前で話す力」や「文章を書く力」は,就活での面接やエントリーシート執筆に大変役立ちました.

― 悪いところ ―

理論系の研究室であるため,専門外の理系の面接官や文系出身者が多い人事部の方に,面接で研究内容を説明することに苦労しました.実験系であれば具体的な説明がしやすいのかもしれませんが,理論系は研究手法が複雑だったり具体的なイメージを持ってもらいづらいという難しさがあります.また,エントリーシートの文字制約の中で研究の内容や手法,苦労や学んだことなどをまとめるのは,実験系と比べ苦労するかもしれません.
理論系は実験系の研究室と比べて就活で不利なイメージがあるかもしれませんが,そんなことは全くありません.僕は7社エントリーしましたが,エントリーシートの通過率100%,内々定3社・不合格1社(他は途中で選考辞退)という結果で終え,不利だなと感じることはほとんどありませんでした.先ほど就活の苦労を挙げましたが,そこら辺のノウハウはデータで研究室に残していくので,後輩たちは僕ほど困らないのではないかと思います(1期生なので完全に手探りで進めました).当然ですが,就活が終われば研究を再開します.僕は就活中全く進捗を出せなかったことに焦りを感じているので,M2での学会発表は国際学会での1回のみ(7月・サンフランシスコ)でそれ以降は数値解析に集中しています(金川先生にも僕の意向を理解していただき,そのように対応していただきました).

2. 約3年間過ごしてみてのおすすめ度

自分のペースで研究を進めたい・研究以外の私生活も楽しみたい・厳密に物事を考えることが嫌いじゃない,こんなタイプの人にはおすすめです.僕は気になることがあると深く考え込んでしまうタイプの人間なので,自分のペースでじっくり研究に取り組める(学会関係の締切はあるが,研究室内の締切やゼミがない)金川研の環境はすごくありがたかったです.また,僕は短期集中型なので,研究室にいる間はキッチリ集中してその日出すべき進捗を出す+後はサークルなりバイトなり家でごろごろするなり自由に過ごす+平日は基本的に毎日研究室へ行く,というスタンスで3年間やってきましたが,研究成果を出しながら人生の夏休み延長戦を存分に楽しめたと感じています.進捗さえ生めば自由な生活スタイルが許されているので,週4日みっちりやって3日は遊びまくる,夜のほうが集中できるから夜中に研究する,などなど自由な研究スタイルが許されている点が最大の魅力だと思います.
逆におすすめできない人は,みんなでワイワイしながら研究したい・卒業論文提出直前はみんなで徹夜して頑張りたい・先輩と一緒に研究を進めたい,といったタイプの人です.もちろんこれらも研究の進め方・研究室生活の楽しみ方の一つと思いますが,徹底的に効率重視の金川研とはあまりマッチしないでしょう.

3. 学生間の仲や距離感

自由な生活が認められているので学生間の交流は少ないのではないかと思うかもしれませんが,そんなことはありません.むしろ設立3年目を迎えた今年,学生数が一気に増えたこともあり,急激に仲が深まったのではと感じています.同期で授業の情報や就活の情報交換をするのはもちろんですが,先輩後輩間でも学会や就活に関する情報交換が今年になってすごく活発になりました.研究室に行けば毎回会う人や週2回くらいしか会わない人など様々ですが,会うたびに新しい情報が入ってくるので面白いなぁと感じています.
学生同士が会う頻度は,コアタイムがある研究室と比べれば少ないので,体育会系のノリでみんなで頑張ってる感が欲しい・同期とはいつでも一緒にいられるような仲になりたい,といった雰囲気を求めている学生は,寂しい思いをするだけなので,金川研よりもよい研究室があるでしょう. (M2)