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月別アーカイブ: 11月 2019

学生視点の紹介(7)

B4に簡潔な紹介文を書いてもらいました(金川)


言いたいことはほとんど書かれてしまっているので、特に言いたかった良い点と悪い点を一つずつ紹介します。

良い点
作文技術を学べます。作文技術もプレゼン同様就職後も使えるものですが、プレゼン指導をアピールする研究室はたくさんありましたが、作文の指導をアピールする研究室は自分のまわった範囲では金川研だけでした。修士に進学すれば、論文を執筆することになると思うので、ほかの研究室に比べ実際に作文する機会も多く、作文技術を磨くにはかなり良い環境だと思います。

悪い点
計算が合っているのかどうかが分かりづらいです。検算が間違っているのか、どちらも間違っているのかわからず何度も同じ計算を繰り返す羽目になったことがあります。(B4)

学生視点の金川研紹介(6)

博士「後期進学」も検討中の学生に、以下、書いてもらいました(金川)。


今年度から金川研に来たM1学生です。時期柄、修士修了後の進路に関する比重が多くなっていますので、金川研に来た場合の進路の参考になればと思います。

なぜ金川研に来たのか?

実は、私は工シス出身ではありません。金川先生を知ったきっかけは学類時代に受講した「応用数学」という授業でした。金川先生の講義と資料はとてもわかりやすく、この先生の研究室であれば自分に合ったスタイルで研究ができると思い、専門を変えて金川研究室へ来ました。実際に半年間過ごしてみて、とても快適に研究活動をすることができています。

学会

金川研では、年1回以上の学会発表が義務付けられています。いつどこでどのような学会が開催されるのかは先生が知らせてくれるので、その中から参加したい学会を選びます。私は博士後期への進学を視野に入れていたので、M1の1年間に国内学会3回(福岡、日立、川越)と国際学会2回(仙台、サンディエゴ)の計5回に参加しました。交通費や宿泊費は全て先生に研究費から出して頂けるので、お金の心配をする必要はありません。ただ、学会は観光地で開催されることが多く、私の場合は観光したり美味しい特産品を食べたりするので、なんだかんだお金を使ってしまいます。

論文

金川研では、卒業までに査読付き論文を執筆することが求められます。かなりハードルが高いように思われるかもしれませんが、先生と二人三脚で仕上げていくので、最低限の文章力があれば論文は書けます。論文執筆は文章力を鍛える訓練の一つであり、かなり細かいところまで指摘されますが、この経験は就活中のエントリーシートや就職後の資料作成などできっと役立つと思います。

私の場合、新しいテーマであっても論文を早期に書きたいという意向を相談し、進学前から計画的に進めた結果、複数の査読付雑誌論文を投稿することができました。内1編は同期が筆頭著者の共著論文です。金川研では個人プレー(1人1テーマ)が原則ですが、テーマや相談次第では、研究室内学生のコラボレーションも可能な環境で、研究室外の方との共同研究の例もあります。

就職活動

金川研は機械系の研究室ですので、就職先として「自動車」「重工業」などのメーカーを志望するメンバーが多いです。これらの業界であれば学校推薦が使えますので、メーカー就職には強いと思われます。また、メーカー以外にも、航空機や鉄道などのインフラ系を志望しているメンバーもいますので、「金川研=メーカー」という訳でもありません。非線形波動の理論研究は機械だけに限らず、土木や医療への応用もあるので、特定の業界に縛られないという点は金川研の特徴と言えます。

理論系・基礎研究は就職が難しいと考える人がいるかもしれませんが、修士で就職するのであれば、不利になることは全くありません。理論的研究を通して、現象の背景にある物理を正しく理解していることをアピールすることで、就活を有利に進めることすらできると思います。実際に、先輩方は一流企業から内定をもらっていますし、同期たちは一流企業のインターンシップに受かっています。素晴らしい就活ノウハウが蓄積されつつありますので、新4年生のみなさんが就活する頃には、これらのノウハウを生かして就活を有利に進めることができるでしょう。

博士後期課程

私はこの半年間、博士後期課程(以後、博士)進学をある程度視野に入れて過ごして来ました。M1の自分が半年間調べた限りではありますが、金川研での博士課程について簡単に紹介します。この紹介文の読者の中に博士進学を考えている人は多くはないと思いますので、参考程度に読んでもらえればと思います。

金川研では、希望すれば、学会発表や論文投稿などをたくさんすることができます。博士課程では業績が非常に重要ですので、修士課程のうちから業績を積むことができるのは大きなアドバンテージになります。博士進学する人の多くは修士のうちに学術振興会特別研究員という制度(学振DC)に応募することになります。学振DCに採択されると、博士課程の3年間に月々約20万円(手取り約16万円)をもらうことができる上、この採択自体が研究業績となります。しかしながら、学振DCの採択率は20%程度であり、全員がもらえるわけではありません。採否を決めるのは博士課程での研究計画や意気込みなのですが、それが実現可能かを判断する基準が「修士課程での業績」です。金川研では修士課程のうちからたくさんの経験・業績を積むことができるので、学振DCの選考を有利に進めることができます。

また、博士修了後の就職先について、世間ではポスドク問題などと騒がれていますが、工学系に関しては無職になることはほとんどないです。ただし、博士の民間企業就職のしやすさは、実験系>数値計算系>理論系とは聞きます。金川研で博士を取る場合、理論だけをやると将来を狭めてしまうため、将来的には数値計算(あるいは実験も?)などを多角的にやることになります。以上のことも踏まえ、実際に私は、現在、理論よりも数値計算をメインに取り組んでいます。

現実問題として、修士で就職する方が安定した生活を送れますし、修士卒でも企業の研究職に就くことはできます。しかし、中には「どうも企業にピンと来ない」「お給料をもらえなくても大学の研究をしたい」「どうしても大学の先生になりたい」と考える奇特な人がいるかもしれません。そういう人は、ぜひ博士進学を視野に入れて、金川研に限らず色々な研究室を見てみると良いです。金川先生はもちろん、どの先生も親身になって相談に乗ってくれると思います。 (M1)

学生からの金川研紹介’19(5)

・選んだ経緯

金川研を選んだ理由としては主に3つあります。
1. 実験が苦手なので、理論かつ流体の分野を研究したい。
2. 十分な自分の時間を欲しい。
3. 金川先生の授業が分かりやすかった。
この3点です。研究室は消去法的に選びました。現状、過ごしやすい環境と先生から丁寧なご指導をいただき、満足しています。

・研究内容

金川研では、大まかに言えば、連続体における非線形波動を研究しています。連続体なので、別に流体でなく、固体でも良いです。B4の僕は流体を扱っていますが、もう1人のB4の方は固体を扱っています。なので、流体に特別な思い入れがない人なら、固体を選んでみても良いかもしれません。詳しくは先生に聞いてみて下さい。
B4のうちは手計算がメインとなりますが、修士でパソコンを使った数値計算も扱います。

・研究生活

B4の始めは英語の論文を輪読するなど、基礎勉強をします。それがある程度終わると各自、先生との相談の上で研究テーマを決めます。その後、個別に週1の打ち合わせが始まりますが、これ以外には、この研究室にコアタイムはありません。また、雑用も皆無です。安心してサークル、バイト、趣味に打ち込めます。さらに、基本的に個人プレーで、紙とペンがあれば、いつでもどこでも研究できるので、無理して研究室に来なくて良いです。自分は1人の方が集中できるので、先生との打ち合わせの日以外は大学に来ていませんし、そういう先輩も多いですが、逆に常に研究室で研究されている先輩もいます。

研究室に来ないと周りからの印象が悪くなるのでは?と思う人もいると思いますが、それでも、その人の研究スタイルとして受け入れてもらえるのが、この研究室の強みと言えるでしょう。

・行事

今のところ、打ち上げの飲み会ほどです。一応、昼食会もありますが、最近は自然消滅しています。逆に学生主体で、新しい行事を執り行うムーブメントが高まりつつあるように見受けられます。どれも参加自由で、参加しないと浮くようなことはありません。現に自分は飲み会には毎回参加しているものの、それ以外の行事には参加したことがありません。 (B4)

学生からの金川研紹介’19(4)

大学院修了前のM2学生に、3年間過ごしての感想を書いてもらいました(金川)。


2年前にも書きましたが,M2になり就職活動も経験したことで,3年間金川研究室で過ごした立場からも紹介文を書かせていただきます.

1. 就職活動について

―良いところ―

金川先生の方から「就活に集中して構わない」と言っていただけたので,説明会やOBOG訪問が始まる1月の半ばから内々定が出た6月上旬までは,完全に就活に専念させていただきました.就活中は心配や悩みが尽きず誰しもが精神的に不安定になると思うので,就活に専念できるという点は金川研の大きな魅力です.また,僕はM1で多数の学会発表(海外1件,国内3件)をこなし,筆頭著者で査読付雑誌論文も書きましたが,こういった研究活動を通じて養われた「人前で話す力」や「文章を書く力」は,就活での面接やエントリーシート執筆に大変役立ちました.

― 悪いところ ―

理論系の研究室であるため,専門外の理系の面接官や文系出身者が多い人事部の方に,面接で研究内容を説明することに苦労しました.実験系であれば具体的な説明がしやすいのかもしれませんが,理論系は研究手法が複雑だったり具体的なイメージを持ってもらいづらいという難しさがあります.また,エントリーシートの文字制約の中で研究の内容や手法,苦労や学んだことなどをまとめるのは,実験系と比べ苦労するかもしれません.
理論系は実験系の研究室と比べて就活で不利なイメージがあるかもしれませんが,そんなことは全くありません.僕は7社エントリーしましたが,エントリーシートの通過率100%,内々定3社・不合格1社(他は途中で選考辞退)という結果で終え,不利だなと感じることはほとんどありませんでした.先ほど就活の苦労を挙げましたが,そこら辺のノウハウはデータで研究室に残していくので,後輩たちは僕ほど困らないのではないかと思います(1期生なので完全に手探りで進めました).当然ですが,就活が終われば研究を再開します.僕は就活中全く進捗を出せなかったことに焦りを感じているので,M2での学会発表は国際学会での1回のみ(7月・サンフランシスコ)でそれ以降は数値解析に集中しています(金川先生にも僕の意向を理解していただき,そのように対応していただきました).

2. 約3年間過ごしてみてのおすすめ度

自分のペースで研究を進めたい・研究以外の私生活も楽しみたい・厳密に物事を考えることが嫌いじゃない,こんなタイプの人にはおすすめです.僕は気になることがあると深く考え込んでしまうタイプの人間なので,自分のペースでじっくり研究に取り組める(学会関係の締切はあるが,研究室内の締切やゼミがない)金川研の環境はすごくありがたかったです.また,僕は短期集中型なので,研究室にいる間はキッチリ集中してその日出すべき進捗を出す+後はサークルなりバイトなり家でごろごろするなり自由に過ごす+平日は基本的に毎日研究室へ行く,というスタンスで3年間やってきましたが,研究成果を出しながら人生の夏休み延長戦を存分に楽しめたと感じています.進捗さえ生めば自由な生活スタイルが許されているので,週4日みっちりやって3日は遊びまくる,夜のほうが集中できるから夜中に研究する,などなど自由な研究スタイルが許されている点が最大の魅力だと思います.
逆におすすめできない人は,みんなでワイワイしながら研究したい・卒業論文提出直前はみんなで徹夜して頑張りたい・先輩と一緒に研究を進めたい,といったタイプの人です.もちろんこれらも研究の進め方・研究室生活の楽しみ方の一つと思いますが,徹底的に効率重視の金川研とはあまりマッチしないでしょう.

3. 学生間の仲や距離感

自由な生活が認められているので学生間の交流は少ないのではないかと思うかもしれませんが,そんなことはありません.むしろ設立3年目を迎えた今年,学生数が一気に増えたこともあり,急激に仲が深まったのではと感じています.同期で授業の情報や就活の情報交換をするのはもちろんですが,先輩後輩間でも学会や就活に関する情報交換が今年になってすごく活発になりました.研究室に行けば毎回会う人や週2回くらいしか会わない人など様々ですが,会うたびに新しい情報が入ってくるので面白いなぁと感じています.
学生同士が会う頻度は,コアタイムがある研究室と比べれば少ないので,体育会系のノリでみんなで頑張ってる感が欲しい・同期とはいつでも一緒にいられるような仲になりたい,といった雰囲気を求めている学生は,寂しい思いをするだけなので,金川研よりもよい研究室があるでしょう. (M2)

学生視点の金川研紹介’19(3)

M1学生に紹介を書いてもらいました(金川)。[20191117更新]


研究内容・配属理由・学会・イベントなどは、本年度に新たに加入したメンバーが書いているので、私は本研究室で2年間を過ごしてみて感じたことを紹介します。

注)私の紹介記事は、他のメンバーの紹介記事の補足になるので、他の記事を先に読むことを勧めます。

1.学生間の距離
昨年は、先輩方2名と同期と私の合計4人であったため、学生居室に行っても、誰もいないことが多く、研究以外では人と関わることが少ない研究室でした。しかし、今年は、メンバーが10人に増えたため、居室で人と会うことも多くなり、一緒にお昼ご飯を食べに学食に行ったり、お互いの趣味などについて紹介し合ったりと、研究以外で関わることも少しは増えたかと思います。それでも、まだまだ横のつながりは少ない研究室かもしれません。

2.私の思う金川研究室の魅力
金川研究室の魅力は、ワークライフバランスが実現できる点にあると思います。基本的には、個人での研究になるため、誰かにせかされることなく、自分のペースで研究ができます。そのため、効率よく研究を進めることができる人ならば、自分の時間も十分に取ることができると思います。研究以外の時間を、趣味に没頭するも良し、専攻以外の勉学に使うもよし、英語学習をするも良し、アルバイトをするも良し、就活をするも良しです。いろんな分野で、自分を高められる研究室だと思います。もちろん、すべての時間を研究に捧げても良しです笑。

3.金川研究室をおすすめする学生
前項で、自分の時間が十分に取ることができると説明しましたが、これは計画的に研究を行うことが前提での話です。そのため、金川研究室に向いている学生は、自分一人でも、やるべきことはしっかりやることのできる学生であると思います。誰かに見られていないと怠けてしまう学生には、残念ながら、この研究室は向かないと思います。つまり、オンとオフの切り替えがしっかりできる学生が、この研究室に向いているということです。

4.学会関連

私が2年間で参加した学会は、国内5件(京都・津田沼・札幌・博多・日立)、海外1件(サンフランシスコ)の計6件です。基本的には、先生から行く学会を提案していただくという形で、参加学会を決めてきました。初回の学会参加では、スライドの作成や話し方など、先生から膨大なアドバイスを頂き、準備に1か月程度の時間を使いましたが、数をこなしていけば、スライドもかなり練られたものになるため、今では発表準備に割く時間は非常に少なくなりました。個人的には、学会発表の魅力は、公の場で発表の経験を積めることだと思っています。学内の緩い雰囲気ではなく、外部のピリッとした雰囲気の中での発表の経験は、確実に社会に出たのちに役立つ経験であると思っています。また、学会は観光地で開かれることも多いため、発表日以外は、観光をしたり、ご当地料理を食べたりと、旅行としての楽しみもあるのも魅力の一つです。

5. 論文

私は2年間の間に、国際学会に参加する際の査読付き英文プロシーディングと、専門学術雑誌への和文査読付き論文の、2編の論文を投稿しました。他のメンバーも少なくとも2件論文を書いているため、大学院まで進んだ場合、国際学会の英文プロシーディングと、査読付専門誌への論文投稿は、ほぼ必須になると思うので、覚悟しておいてください。ですが、論文作成も学会発表と同じで、1回目は作成に非常に時間がかかりますが、その後は、コツをつかめて、比較的に簡単に書き上げることができるかなと思います。

6.最後に
大学院まで進学した場合、研究室は、大学で過ごす時間の半分に当たる3年間を過ごす場所です。研究分野や先輩や友達から聞いたイメージにとらわれることなく、なるべく多くの研究室を訪問し、自分の目で自分に合っている研究室を見つけることを、強く勧めます 。(M1)

論文採択

前田(M1)の筆頭著者雑誌論文が採択されました。

前田泰希, 金川哲也, “気液各相の初期非一様流速分布を有する気泡流中圧力波の弱非線形理論,” 混相流, 掲載決定

流れと音と泡の関係に純粋な興味を抱き、可能な限りの普遍性を追求する拘りを捨てず、新理論を創ってくれました。

学生視点の金川研紹介’19(2/6)

卒業研究学生に紹介を書いてもらいました(金川)。


研究内容や指導方針については、先輩方が既に書かれていますので(2018年度のリンク1, 2018年度のリンク2)、私は「研究室配属体験記」と題して

1. なぜ金川研の配属を希望したか
2. 実際それが満たされたか

の2点について、ご説明することにします。見てくださった方の研究室配属の参考になれば幸いです。

(研究室の学生の雰囲気などは、飲み会の日誌を見ればだいたい分かると思います。とは言っても学生が集まるのは飲み会の時くらいですが…)


1.なぜ金川研を希望したか?
金川研の配属を希望した理由は、大まかに次の2つです。

(i) 「効率よく研究を進めたかったから」
(ii) 「分かりやすいスライド発表の仕方や文章の書き方を身につけたかったから」

(研究テーマについてはあまり気にしていませんでした。)

(i) 私は早期卒業対象生で、今年度ある程度忙しくなる見込みがあっため、理論研究ならば、自分のペースで研究を進めることができるため、合間時間などを見つけて効率良く進めることができるだろうという思惑がありました。

(実験や数値計算だと実験装置準備やコードのコンパイルエラーなど、まとまった時間が必要であったり場合によっては大きく手間取ってしまったりするイメージがありました。)

加えて、過去の金川研の日誌に「雑務やゼミがない」と書かれており、予定がバッティングしないで済みそうというのも後押しになりました。

(ii) 将来携わりたい具体的な分野がなかったということもあり、個人的に研究テーマで研究室を選ぶ必要性をあまり感じなかったため、”何を研究するか”よりも、”研究を通してどんな技術を会得できるか”を重要視したいという考えがありました。

そんな時に、以前、金川先生が「(研究室学生の)文章を書く能力やスライド発表の技術を鍛え抜いていて自信もある」というような発言をしていたのを思い出しました。

分かりやすい文章の書き方や伝わりやすいプレゼンの仕方などは、将来必ず役に立つ技術であるため、本当なら是非身に付けたいと思いました。

そこで、金川研学生の卒研発表の様子などを見学し、「確かに分かりやすい」と感じたため、金川研に入ることを決めました。

(この時に発表していた先輩方は、8月に見学した機械学会で、全員が、優秀講演賞を受賞していました。)


2. 実際それが満たされたか
早期卒業で忙しいということで、金川先生にご理解を示していただき、私の授業の予定に合わせて研究の負荷を調節していただきかなり効率良く進めることができています。

基本的にゼミなどはなく、個別面談の打ち合わせを週1でやるのみで融通がきくため(時間の変更や進捗がない場合などは中止も可能)、予定がバッティングしたのは結局1度もありませんでした。

定期的に飲み会が開催されますが、自由参加なので自分の予定に合わせて参加できました。(参加メンバーは変わりますが、毎回6~7割くらいの参加率で、飲み会の場で一度も会っていない先輩がいるくらいにゆるいです。)

ちなみに今年度は夏休みの終わり頃にゼミが1回のみ開催されました。(昨年度以前は0らしいです)

研究室内の学生の研究内容を知るための報告会で、実際に、先日京都大学で行われた発表会の質疑応答の際に、先輩の研究内容を把握していたことが役立ちました。

このように明確な目的がある場合、今後もゼミなどが不定期で開催されることがあるかもしれませんが、目的のない定期的な集まり等は今後もないかと思います

スライド発表と文章の書き方については、研究室配属前と比べたら、多少は上手になった自信があります。

というのも、研究室配属される前ですが
「ぶっちゃけ自分そんな文章書くの下手じゃないだろ」みたいな意識が正直ありました。
(これを読んでいる人の中にもそんな意識がある人がいるのではないでしょうか。)

そのような意識はこの7ヶ月で壊されました

まず、卒業研究Aで「自身の研究内容を1000字程度で説明する」という課題が課されましたが、私が書いた文章を金川先生に添削していただいたところ、140箇所の訂正と元の文章の原型もなくなった修正案が返ってきました。

また、先述の京都大学でのスライド発表では、割と自信満々(ではないが7割くらい自信があった)スライドのたたき台を出したのですが、先生の指摘に基づいて修正していき、スライドの最終決定稿では原型がなくなりました。(最初のたたき台と最終稿とを見比べると分かりやすさが段違いです。)

ということで、私は研究室配属前、”如何に文章が書けないか”と”如何にプレゼンができないか”を自覚すらできていないステージにいたということに気づかされました(当時結構凹みました)。その時に比べたら、多少上達したのではないかと思います。

やはり、文章を書く力やプレゼンの能力を身に着けるには、「コツがあって〜」というよりかは、自分で作ってみたものを、『第三者に理由付きで』否定してもらい、それを元に作り直して〜という作業を地道に繰り返すしかないと深く感じました。

「なぜその文を入れたのか?」

「今回主張を述べるために本当に必要な文か?」

「文と文のつながりに飛躍はないか?」

など丁寧に指摘してもらい、文章がより良くなるように自身で考える、これを繰り返すことで文章を書く力が身につくのだと思います。

このような地道な作業に付き合っていただける指導教官がついてくれるチャンスは、研究室配属以外では、もしかしたら無かったかもしれない(職場の上司もそこまでの面倒は見てくれないはず)ということを考えると、金川研を選んでよかったと考えています。

まとめると

「効率よく研究を進めたかったから」

「分かりやすいスライド発表の仕方や文章の書き方を身につけたかったから」

の両方について、満足しています。

以上(某卒研生)

学生からの金川研紹介’19(1/6)

3年生向けに、本年度の新メンバーに、 学生視点での研究室紹介を書いてもらいました。随時更新します(金川)。


大まかなことは過去2年分を見てもらえればだいたい分かると思うので,補足説明をします.

・研究内容

ほとんどの人にとって,気泡を含む液体中の圧力波がどのように伝わっていくのかを表す波動方程式を導出することが研究テーマです.流体力学などで学んだ連続の式,運動量保存式などを含む複数本の基礎方程式をいろいろな手法を用いて1本の波動方程式に帰着させるのですが,私はこの基礎式の仮定を取り払い,より実現象に近づけていくということをしています.今は理論解析が一段落し,数値解析に手を出し始めました.

数値解析で波の伝播の様相を描くほうをメインにしたり,液体中ではなく固体の振動を考えている人もいますが,全員がなにかしらの波動方程式を扱い,膨大な計算をすることになります.また,修士まで行くと数値解析もかなりの確率で扱うことになるかと思います.

以下,理論系(+数値解析系)研究のいい点と悪い点を少し書きます.

・いい点

場所も時間も完全に自身のペースでできる.私は遊ぶ日と研究の日をはっきり分けています.実験系は道具の発注や組み立て,大規模シミュレーション系はコンパイルエラーに悩まされることがあるがそういうものがない.

・悪い点

計算を間違えるとやり直し.計算が合っているのかどうかもいまいち確かめづらい.研究は基本的に一人なので孤独を感じるときがある.

・学会・論文

1人あたりの成果(論文,学会,表彰等)は構エネトップクラスではないかと思います.学会は年に1回はほぼ強制かと思いますが,それ以上は断ることも,自分から先生に話してどんどん行くこともできると思います.第一種奨学金の返済免除を狙っている人や,就活で研究をアピールしたい人,ドクター志望で学振を取りたい人(あとは旅行好きな人)などにとっては非常に恵まれているかと思います.

・イベント

今年の秋まで,飲み会以外の研究室イベントは一切ありませんでしたが,最近は何人かで昼食に行き,少し雑談することは増えてきました.また,この前の飲み会で,先生に研究室旅行を企画してくれと頼まれたこともあり,少しずつではありますがその話も出るようになりました.もしかしたら冬にスキー・スノボ旅行をすることになるかもしれません(もちろん自由参加).

・進路

私達のほとんどは機械工学の中の流体工学を研究テーマにしていることもあり,重工や自動車系メーカー希望の人が多いのかなと思います.あと,「理論系は就職できない,実験系は有利」みたいな話はよくありますが,そんなことはないです.実験・数値解析・理論に関わらず落ちる人は落ち,受かる人は受かります.しかし,研究対象はある程度重要なので,電気系メーカー希望だったり,いま流行りのAIエンジニアになりたいとなると,他の研究室や専攻のほうがいいとは思います.これは金川研に限ったことではなく,他の機械系研究室全てに言える話です.

金川研の良い点として,かなり就活に寛容というものがあります.基本的に手計算は時間がかかるので短期集中で一気に終わらせることが多いのですが,M1の年明けぐらいからM2の就活が一段落するまで,これらの作業はストップして就活に専念できます.ゼミなどの束縛が一切ないので,インターンにも行きやすかったです.あくまでこれは修士までの話で,博士の就活については全くわからないので先生に聞いてください.

・建物が汚い

金川研居室は三学に小部屋が2つあり,片方に6名,もう片方に4名がいます.このうち片方の建物は筑波大の中で最も汚い&ボロいと言っても過言ではありません.もう片方は,トイレなどは綺麗ですが,床や壁はどうしても古いなぁとは思ってしまいます.そもそも,筑波大の工学系研究室は他大学と比較したら古いです.学生の部屋は変わる可能性もあるらしいので,詳しいことは先生に聞いてください.

・まとめ

金川先生が苦手でなければ,非常にホワイトでおすすめできる研究室だと思います.

(ここでいうホワイトは「研究せず楽に卒業できる」という意味ではなく,本来学生がすべきでない雑務や,理不尽なこと,無駄なことがないという意味です.雑務としては,年に2回程度,研究室説明会の質疑やオープンキャンパスなどで手伝うことがあるぐらいです.忙しければ辞退可)

毎年GPAが高い人が入っているので,勉強好きな人が1日中バリバリ研究する場所なのかな?というイメージがあるかもしれませんが,皆さんを見る限りではそうではなく,研究成果をあげつつ私生活もしっかり楽しんでいるように思えます.

以上を読んで,少しでも金川研が気になったら研究室説明会に行き,実際に先生や学生と話すことをおすすめします.個人的には日本酒とビールが好きな人を歓迎しています.(某学生)

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