専攻公開
構造エネルギー工学専攻公開で、金川研のポスターを展示しました(4月22日)。
研究助成
公益財団法人日本科学協会笹川研究助成平成29年度研究奨励の会@東京に、金川が出席しました(4月21日)。
輪講2
輪講を行いました(担当:4年生A)。出た話題を、備忘録を兼ねて、項目だけ列挙します:
- 振動と波動の違い
- 波動方程式は、学類で学ぶ、2階線形波動方程式に限らない
- 微分方程式の一般解に含まれる任意性の個数
- 常微分方程式の一般解は任意定数を含み、偏微分方程式の一般解は任意変数を含む理由、および、n階線形定数係数偏微分方程式の一般解に含まれる任意変数は(n-1)変数関数であることの理由
- 偏微分演算子の変数変換、連鎖率、逆行列、極座標変換の例
- 線形波動方程式 <=> d’Alembertの一般解:必要十分であることの確認
- 無次元化と線形・非線形問題
- 特性曲線の入り口:dx/dt = c0 と定数係数である場合
- 多変数関数のTaylor展開
- 流束と密度
- (圧縮性の)流体力学(保存則)と、熱力学(構成式、状態方程式(EOS))の関係:式の本数と未知変数の過不足
- 初期値問題(IVP)、境界値問題(BVP)、初期値境界値問題
次回:特性曲線、変数係数の波動方程式、陰解、波形の突っ立ちと衝撃波
新年度
工学システム学類生向けに、金川研究室の様子を簡単に紹介します。
学会・出張関係
本年度は、国際学会への参加が多く、また、初年度のため、教員(金川)の発表ばかりです。しかしながら、次年度以降は、国内学会でも発表しますし、学生の発表を奨励します。参加に伴う旅費や参加費は全額支給します。
毎年、10月に例年開かれる「非線形波動に関する研究集会@京都大学数理解析研究所」における口頭発表は、研究室として、一つの教育目標です。また、海外における発表は、研究力のみならず、英語によるコミュニケーション能力など、さまざまな力の育成につながる考えから、積極的にサポートします。
ただし、研究では、いくら頑張っても、残念ながら、成果が得られるとは限りません。成果がなければ、もちろん、発表はできません。そもそも、研究テーマによって、相性や難易度などがありますので、勉強とは異なり、研究は平等ではありません。とはいえ、研究成果が上がらないからといって、能力がないとは限りません。
以上のような意味で、金川は、「研究室選び」や「指導教員との相性」が、極めて重要と考えています。これは、研究テーマの詳細以上に重要でしょう。
金川研は、数学を道具にして、紙とペンで研究を行います。逆に言えば、数式に嫌悪感を感じる人が、金川研で、研究を遂行することはできないでしょうし、できても楽しくはありえません(これは、決して駄目というわけではなく、もっと良い研究室がある、という意味であり、工学システム学類に相当数の先生がおられる理由も、そこにあると考えています)。
学会参加は、原則、強制はしませんが、極めて良い成果があがったときや、教育的観点から、半強制で参加を勧める場合がありえます。
* 参考例:本年度の学会参加予定(4月12日現在):
新4年生2名および金川が、福岡工業大学を訪問しました(2017年3月初旬)。
金川が、日米二相流専門家会議(Japan US Seminar on Two-Phase Flow Dynamics)@札幌に参加・発表を行います(2017年6月22日―24日)。
金川が、46TH INTERNATIONAL CONGRESS AND EXPOSITION ON NOISE CONTROL ENGINEERING TAMING NOISE AND MOVING QUIET@香港に参加・発表を行います(2017年8月)。
金川が、日韓熱流体合同会議(TFEC9)@沖縄に参加・発表を行います(2017年10月)。
* 講義関係:熱力学I、および、応用数学(前半:6月7日の中間試験まで)を担当します。
輪講
4月7日より輪講を開始しました(田中光宏、非線形波動の物理、森北、2017)。
学生居室が決定しました。
画像
熱力学を担当する時期になったという理由から、工学システム学類2年生向きに、ヘッダー画像を変更しました。同時に担当している応用数学は、残念ながら、嫌われる傾向にあるので、避けました。
金川研スタートアップ
新4年生2名と学生居室の大掃除を行いました。