工学システム学類2年生の「応用流体力学(2単位、秋学期ABモジュール(10-12月)、エネルギー・メカニクス主専攻)」の担当初年度を終えました。内容の中心は、基礎方程式系と非粘性流体の理論です。2年春「流体力学基礎(1単位、学類必修)」の後続科目で、3年春「流体工学(2単位)」や3年秋「気体力学(1単位)」などにバトンタッチする内容です。他科目とは異なり、講義資料を作成することができず、全て板書する形となってしまいました(板書をTwitterアカウント @kngw_lecture のハッシュタグ「#応用流体力学」に掲載しています)。金川個人も、流体力学を見直す機会となり、楽しんで講義をすることができました。

履修者にはmanabaで各種資料を掲載していますが、ここにも試験問題を掲載します。Navier–Stokes方程式の導出までは習熟度が高かったのですが、期末試験の出来を見ると、エネルギー方程式以降が難解だったように見えます。講義内での反応などから、流体力学に一定の関心をもってはもらえたように受け取っている反面、流体力学を敬遠されないか、危惧もしています。試験問題のレベルや講義方法などに改善すべき点が多いと考えています。

期末試験問題(平均56点)

小テスト問題(平均83点)