B3の学生(早期卒業研究履修者)に日誌を書いてもらいました(金川)。
おそらくこの日誌を見て研究室配属を考える方もいらっしゃると思うのでなんだか少し責任があるような気もしますが(私もそうだったので)、私からは研究室配属後から今までどんなふうに研究が進んできたかと、9月に行った学会見学の感想を述べたいと思います。
私は早期卒業を希望しているので研究室配属時期が5月初めと遅かったです。そこから金川先生とオンラインや対面で面談を何回か行い、どういった風に進めていくのか、自分の興味が何なのか(生体膜とたんぱく質に関心があったがより掘り下げた)などを確認しました。春学期は主に勉強を行い、金川研で用いられている手法に関わる式の導出方法などを学びました。ただ、授業も普通にあったので研究関連の勉強の量は多くはなかったです。金川先生からは授業やテストを最優先にしてもよいと伝えられていたのでなんとなく気持ちは楽でした。実際に研究テーマが決まり、本格的に研究を始めたのは夏休みが始まる頃だったかと思います。とはいっても、金川研の研究は手計算がメインなので個人で行う部分がほとんどです。コアタイムや参加必須のゼミなどはなく、研究室に行く必要は全くありません。研究室に配属されて5か月ほどたちますが、私はいまだに研究室まで1人でたどり着けるかわからないです。これを利点と取るか否かは人それぞれだと思いますが、私は、一人で作業するのは嫌いではないので苦ではありませんでした。質問があればTeamsで先輩や先生に聞くことができて、先輩方は会ったこともない私にも、かなり親身になって答えてくれます。授業関連の質問にも答えてもらっていてとても助かっています。(過去問も豊富。) 夏休みは、主に家で、たまに図書館などで研究を行い、10-14日ごとくらいで先生と面談→進捗確認というような感じでした。秋学期になり、授業が始まってしまったので研究にさける時間は少なくなってしまうと思いますがうまくバランスをとってやっていけたらなと思います。
話は変わりますが、9月に流体力学会の年会を見学してきました。学会というものが初めてで何がどのように起こるのか全く分からず不安でしたが、色々な学生や先生の発表を聞いて、内容を理解できるものは少なかったものの、とても刺激的で有意義な時間でした。特に、金川研の先輩方の発表をみて、私も先輩方のように発表できるように頑張りたいと思えました。また、特別講演として聞いたBrown University のRoberto Zenit教授の講演では、Zenit教授の流体力学の研究への熱や愛が伝わってきて、研究者ってすごいなと思ったと同時に自分のモチベーションを高める要因にもなりました(B3)。