4年生が履修中の「卒業研究A」研究計画書を、金川先生に添削していただいた。既知の 事実を述べる際には必ず出典をつけるという文献引用の重要性や、数字と単位の間にはスペースを空けることなど、計画書の 内容以外にも、科学技術系の文書作成上の細かな注意点やルールを学んだ。
輪講においては、気相・液相の質量および運動量の保存式、 Kellerの式の計5本の非線形偏微分方程式系に、従属変数の摂動展開群を代入して、最低次すなわちO(ε)の方程式系をそれぞれ導出する過程を確認した。とくに、波の分散や散逸といった重要な性質の起源となるKellerの式に関しては、各項の線形近似を数学的に厳密に実行すると同時に、各項の物理的意味の正確な把握に努めた。