2つの学会を見学した早期配属学生に、参加記を書いてもらいました(金川)。
夏季休業中、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスにて行われた日本流体力学会年会2025および筑波山にて開催されたJSCES夏季学生講演会2025に参加してきました。普段に比べて多忙な夏休みとなりましたが大変有意義でもあったので、本記事では、これら二つのイベントでの経験を紹介しようと思います。
日本流体力学会年会2025
私の研究はまだ発表できるレベルには至っていないため、本学会には聴講を目的とし参加しました。会場では多くの研究発表がなされており、一口に「流体」といっても信じられないほど多くの分野があることに驚くとともに、まだまだ学ぶべき範囲は広いと感じました。印象的であったのは、発表時間外であっても研究者の方々が活発に議論されていたことです。9月の日照りにも負けない熱を感じながら、研究者になる道のりは果てしないものであると再度思い直した学会となりました。
また、発表の仕方も大いに参考になりました。限られた発表時間の中で声量、視線、身振り、スライドの作成技法など、気にすべき点は無数にあり、これらの力も伸ばしていきたいという新たな目標も得ました。
余談ですが、大阪に赴いたのはかなり久しぶりでした。現地ではたこやきをはじめとした名物を食べ、学会の合間も飽きない素敵な町でした。特に美味しかったのは先生と先輩といったうどん屋です。うどんにしては細麺で、てんぷらも大きく大満足の一品。また行きたいです。
日本計算工学会夏季学生講演会2025
流体力学会年会と同じく、こちらにも聴講生として参加しました。このイベントは主に博士号取得を目指す学生が参加して学生同士で交流を深めることを主な目的としており、博士課程進学を考えている私には絶好の機会でした。会の性質上、参加された方の多くは博士課程の方もしくは修士の学生の方であり、学部生はかなり少なくB3に至っては自分一人だけであったため、はじめは肩身が狭く感じはしましたが、発表のセッションや懇親のBBQ(火起こしを頑張りました。肉も野菜もたくさんいただきました!)を通じ他の方と打ち解けることができました。親切にしてくださった皆様、ありがとうございました!
懇親会中に主に話した内容としては、やはり博士課程への進学の判断材料です。先述の通り、現段階で私は博士課程への進学を考えていますが、それに対する不安は大きいです。研究に没頭できるか、金銭面はどうにかなるか、、、など、困りうるところはいくらでも想像できるので、そういった懸念を持ちながら先輩方にお話を伺いましたが、多岐にわたるアドバイスをいただけました。共通されていたのは、やはり皆さん全員研究に熱を持たれているというところです。その場にいるだけで、研究へのモチベーションがふつふつと湧いてくるようでした。まだ選択の時間が多く残されているうちにこういった会に参加できたのは非常に幸運だったと思います。ぜひ来年も参加したいです(B3)。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。