海外留学経験のある新B4に日誌を書いてもらいました(金川)。
金川研究室に配属されて、もうすぐ4ヶ月が経ちます。今回は、私が金川研を選んだ理由や、配属後の研究生活、研究室の雰囲気についてお話しします。
【研究室を選んだ理由】
率直に言って、私が金川研を選んだ理由は、「理論研究を主軸としていること」と「研究室としての実績が豊富であること」の2点です。
もともと、1~2年生の頃から「優秀な学生が集まる、実績のある研究室に入りたい」と考えていました。一方で、実験も好きだったため、実験系の研究室も選択肢として考えていました。
そんな中、3年後期から4年の前期にかけて、私はカザフスタンに約1年間の交換留学に行っていました。留学により実験の授業が履修できておらず、卒研配属には進めない予定でしたが、学類長と相談し、留年なしでの配属が認められました。ただし、研究室配属は3月から、帰国は5月という状況だったため、2〜3ヶ月は現地から研究を進める必要がありました。さらに、夏休みには再びカザフスタンに渡航し、語学研修とインターンに参加する予定もありました。
このように研究室に常時通えない可能性がある中で、場所にとらわれず研究を進められる金川研は、私の状況に最も合っていると感じました。
もともと流体や気体力学には関心がありましたが、金川研の専門である混相流については、触れたことがなく、正直あまり興味もありませんでした。また、理論系は「数学が得意じゃない自分には向いていない」と思っていたのですが、留学中にカザフスタンでの授業を受ける中で「応用のためには基礎理論の理解が不可欠である」と実感し、理論研究を通じて基礎をしっかり固めることが将来の力になると考えるようになりました。
そうした考えのもと、金川研は自分にとって最適な選択だと感じ、配属を決めました。
【配属後の生活】
配属当初の2ヶ月ほどは、カザフスタンからオンラインで輪講や先生との面談をしながら、文献調査や研究の基礎固めを自分のペースで進めました。特に大きな問題もなく、スムーズに研究活動に入れたと思います。
帰国後は週に3回ほど研究室に通っています。先輩方はとても親切で、分からないことがあれば丁寧に教えてくださいます。研究経験ゼロで入った私でも、先生や先輩のサポートを受けながら、なんとか研究を進められています。
また、金川研では毎週のゼミがなく、先生との1対1の面談(週1回程度)だけなので、自分のペースで研究できるのが特徴です。研究にしっかり取り組みつつ、他にやりたいこととも両立しやすい環境です。
ちなみに、先日は研究室の先輩と金川先生と一緒にパフェを食べに行きました(先生の奢りでした)。不定期で甘いものを食べに行くというイベントがあるらしいです。
金川研の最大の魅力は「自由度の高さ」と「先輩方がいつでも助けてくださる環境」です。出席を強制される場面はほとんどなく、自分の研究ペースや、他の活動とのバランスを大切にしながら研究に取り組めます。
理論研究に対して不安を感じていた私ですが、金川研ではその不安を払拭できるような環境が整っていました。先生や先輩の丁寧な指導、そして自立性を尊重する柔軟な体制に支えられて、研究に前向きに取り組むことができています(B4)。