2024年1月19日に、鮎貝崇広(D3)の博士学位論文公聴会が行われました。気泡流の体積平均二流体モデル方程式の構築と、発泡マグマ中の地震波伝播に関する二部構成で、いずれも数理的なアプローチをとったものです。当研究室では1人目の博士後期課程学生です(金川)。


D3の先輩の博士論文公聴会を拝聴しました。私自身は博士論文公聴会を生で聞いたのはこれが初めてだったので、卒論・修論、学会等とは何が違うのか気になりつつ発表を聞いていました。

まず、発表時間が45分間もあり、かなり長いなと思っていましたが、先輩の発表がスムーズかつ明快だったため、私の体感としてはあっという間でした。しかし、発表を45分で過不足なくまとめるというのは相当の構成力と試行錯誤が必要だと思われ、先輩も膨大な時間を準備と練習に費やしたのだろうと推察しました。

発表内容については、私は昨年末の学会で先輩の発表を拝聴していたので、内容の一部は見覚えがありました。しかし、学会の時とは発表の構成が違っていて、発表のアウトラインを強調していたり、現在話している内容と発表全体との関係を適宜確認したりと、長時間の発表向けに工夫されていました。

質疑応答に関しては、元々なのか延長したのか分かりませんが、発表と同じくらいの時間が質疑に費やされていました。公聴会に出席していた先生方全員の疑問点が解消されるまで質疑が続けられていましたが、これは卒修論とは大きく違う点だと思います。質疑の様子を見ていたら、博士論文公聴会がDefenseともいわれるゆえんが分かったような気がします(M1)。