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機械学会茨城講演会において学生講演賞受賞

鮎貝崇広(M2)と川目拓磨(B4)が、日本機械学会2020茨城講演会(2020年8月21日)で行った口頭発表に対して、優秀講演賞を受賞しました。表彰対象は30歳未満の発表者で、対象者数110名のうち、上位1割に選出されました。

とくにB4は、この時期に研究成果を挙げることも、学会発表を行うことも、学会表彰を頂けることも、極めて珍しいと判断しますので、体験談を交えて、長めに書いてもらいました(金川、2020年10月4日)。


この度は優秀講演賞を頂き,大変光栄に思います。

受賞に際しまして,金川先生をはじめとして,研究について様々なことを教えてくださった研究室の皆様,練習を聞いてくれた友人,普段からサポートをしてくれた家族,学会の運営をしてくださった委員の皆様には,深く感謝を申し上げます。

以降には,学会までの流れなどを記載します。

今回発表した内容は3月からやってきた研究成果であり,内容としては,現在修士1年の方が昨年やっていた研究の拡張のようなテーマを扱いました。計算自体は毎日ゴリゴリと進め,比較的早い段階で結果を出すことができました。先生には研究室配属の際に言われていましたが,ゴリゴリ計算が嫌いでなくてよかったなぁ,と思いながら計算をしていました。7月の頭頃に発表原稿の提出がありましたが,これを書くのがかなり大変でした。個人的に文章を書くのは得意だと思っていましたが,先生に添削していただいたところ,大量の修正箇所がありました。このやり取りの中で,多くの人が読んで同じように解釈できる文章の書き方とそのように書く大切さというものがよく分かりました。

発表原稿の提出後には,内容が拡張できるのではないかということで,計算を再び行いました。2回目ということもあり,1回目よりスムーズに進み,1回目の計算が生きているなぁとしみじみと感じました。得られた結果をもとに,スライドを作成し,2週間ほど前から発表の練習を開始しました。話してみて初めて,スライドのここを変えた方がよい,とわかることも多く,発表の前日まで練習して修正して,の繰り返しでした。発表練習は,基本的には先生に聞いて頂き,質疑応答までを行いました。練習の中では,自分ではわからない癖などを指摘して頂くことができ,発表の仕方を改善することができました。一度同じ他の研究室の友人にも発表を聞いてもらいましたが,専門ではない人の意見を聞くことができ,本番のための良い練習になりました。本番は,オンライン開催だったため,特段緊張せず発表することができました。また,質疑応答についても,先生から事前に「発表者と質問者は対等なので,守りに入らず自信を持って話すよう」と言われていたので,落ち着いて自分の思っていることを話すことができました。

今回は結果として,優秀講演賞を頂くことができましたが,反省点や修正すべき点はまだまだあります。また,今回はオンラインかつ顔出しもなしだったのでほとんど緊張しませんでしたが,環境が変わると今回よりも緊張すると思います。今回の反省を活かして,次の学会ではより多くの人に理解してもらえるような発表を心掛けたいです(川目、2020年10月4日)。


 
この度は優秀講演賞を頂き、大変光栄に思います。本賞は、私にとって初めての講演表彰となりました。これまでの1年半で培った発表スキルを評価頂けたと受け取っております。次年度以降も発表スキルを磨き、本受賞に恥じぬような分かりやすい発表を心がけてまいります(鮎貝、2020年9月26日)。