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2017年度金川研究室予定

金川研究室は、派手な工学応用研究や、実験主体の研究は行いません。数学が嫌いな人、物理が苦手な人、確固たる基礎学力を軽視して研究だけに専念したい人、流行り好きな人、派手好きな人、工学部や工学系大学院を就職予備校と捉える人には、金川研究室は、一切マッチングしません。


このようなネガティブな情報から列挙したのはなぜでしょうか。極めて重要な観点だからです。卒業研究では、教員が学生を選ぶのではなく、「”学生が”教員を選ぶ」からです。

とはいえ、特定の研究室に希望者が集中するなど、場合によっては、そもそも、選べる権利・資格がないかもしれません。それゆえ、3年秋終了時までのGPAが高いに越したことはありません

一般に、成績が全てではありませんし、成績と研究に相関はないと言われます。

しかし、成績トップならば、どの研究室も選べる権利を獲得できることは、事実です。


金川研究室は、基本、学生の自主性に任せています。金川研の研究(のほぼ全て)は、どこでもできますから、研究室に来たくなければ、自宅や図書館で研究してもよいですし、朝型でも夜型でも構いません。しかし、これは決して、金川研がラクで緩い研究室であることを意味しません


理論的研究は、実験的研究に比べて、個人プレーのカラーが濃いがゆえに、自身の脳内で徹底的に考えるための自由が最重要です。これを与えることを最重視しています。

しかし、指導教員との一定頻度での進捗報告や相談は欠かせません。とくに4年生が勘違いしがちなのですが、1人で研究することは不可能です。学生は「教員と一緒に」研究を行うと考えてください(金川研に限りませんが)。

研究は、まだ世界で誰も知らないことを発見し、知識の形で残すことを指します。その意味で、教員から教わっていた3年生までとは異なり、学生が教員に教えるのです。この意味で、学生は、教員を超えなければなりません。


週一で金川と会うことは必須(=ゼミへの参加=卒業論文の提出資格)です。これを怠ると、卒業・修了が出来なくなる可能性があります。むろん、週一以上での勉強・研究相談にも、随時対応します。

なぜ、「週一」なのでしょうか。教員と学生は、一定の距離を保つべきと考えるからです。これは、深い思考と地道な作業を要する理論研究において、極めて重要です。実験研究に比較して、理論研究は個人プレーの色彩が強いことを、再強調しておきます。

手計算の式変形が、一度でうまくゆくことはありえません。もはや、問題集でいう「解答」などありません。上手くいかなかったときに、悲観視せず、何度も、振り出しに戻って、地味極まりない計算を、一行一行、地道に繰り返すことが必要です。

逆にいえば、何を参照してもよいのです。知識量やセンスよりも、膨大な手計算・式変形を、地道に、最後まで、丁寧に、やり遂げる忍耐力があるか、が重要です。だからこそ、数学が嫌いな人、数式を見ると吐き気がする人、物理現象を数式で予言することに面白味を感じない人は、金川研とは、間違いなくマッチングしないことを強調します(*)。なお、研究対象は数学ではなくて物理ですから、数学が好きである必要はありません。しかし、物理が嫌いな人はご遠慮ください。


(*)言うまでもないことかもしれませんが、人によって、マッチングする研究室は違って当たり前です。だからこそ、工学システム学類には、沢山の先生がおられ、多彩な研究室があるのです。金川研とマッチングしないことは、何のマイナスでもありません。他にマッチングしうる研究室が、たくさんあるはずだからです。


金川の教育方針や普段の様子は「熱力学」と「応用数学」の講義とほぼ同じと考えてください。したがって、工学システム学類の教員としても、人間としても、少々特殊なタイプでしょう。

しかし、研究は勉強とは異なりますし、研究対象は、熱力学というよりも、流体力学です。


進捗報告などにおいて、あまりにも努力量が少なければ、口を尖らせます。相応の努力は必要だからです。しかし、上手くいっていないことを責めることはありません。

けども、研究・勉強に対するいい加減な態度は許容しません。また、研究以前の勉強を極めて重視します。


新設研究室であるので、雰囲気も含め、学生と一緒に伝統を作ってゆくつもりです。行事への参加や、お酒は、強要しません。

新入生歓迎会や忘年会以外は、原則、金川からは企画しない予定です。学生同士で金川を省いて飲みに行きたければお気遣いは不要ですし、金川を誘いたければ誘ってください(ただし、行くかどうかは、わかりませんが)。


以下に、金川研究室の2017年の大まかな予定を載せます。おもに新B4向けの予定です。予定がガラガラであることからわかるように、自主性と向学心が極めて重要です。

  • 1月: 新B4研究室配属決定(*仮決定に過ぎない。4年生に進級できなかったならば、研究室配属自体が取り消される)
  • 2月: 工学システム学類卒業論文発表会
  • 3月: 福岡工業大学訪問
  • 4月: 「構造エネルギー工学前期特別研究」、「構造エネルギー工学前期特別演習」、「卒業研究A」の開始。すなわち、ゼミを週一で開始予定(研究報告、輪講、プレゼン練習) 講義開始
  • 5月: B4研究テーマ決定
  • 6月: 春AB期末試験
  • 7月: 7月期大学院入試
  • 8月: 春ABC期末試験、混相流シンポジウム
  • 9月: 夏休み
  • 10月: 京都大学出張予定
  • 11月: ?
  • 12月: 秋AB期末試験、忘年会

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